海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP  > 旅スケTOP✿翠のオアシスへ✿白き妖精 節分草 & 艶やか乙女 枝垂れ梅の旅行記

✿翠のオアシスへ✿白き妖精 節分草 & 艶やか乙女 枝垂れ梅

コンクリート・ジャングルの東京の中心部にオアシスの様な植物園を発見♪自然そのままの森の中は春の兆しが芽吹く頃。白き妖精【節分草】に会いに行ってきました。【春風を感じて Tokyo 花歩記-1】

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国立科学博物館附属自然教育園

そう遠くない昔、野山に雪が残る頃に咲く花の事を知りました。
立春の頃、ようやく顔を覗かした地面に咲く白い花。

青みのある雌蕊と鮮やかな黄色の雄蕊をもつその姿は、白き妖精とも称されています。
この花は、かつては関東以西の里山には多く自生していたそうですが、その可憐な姿に魅せられた人間による乱獲や自生地の環境破壊により、現在ではその姿を見かけることも稀となってしまいました。

2017年のTokyo花歩記(あるき)の第一弾は、そんな幻の妖精【節分草】に会いに東京都港区へと足を運びました。

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白き妖精がその姿を現すのは、東京都港区のとある場所。
高層ビルが林立する摩天楼の中にぽっかりと空いた緑地帯。

東京の上空に舞い上がり空からその姿を眺めることが出来たならば、その緑地帯はコンクリートジャングルの中のオアシスに見えるのかもしれない。

(写真:自然教育園に掲示してあった空撮パネル)

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この日、私が訪れたのは白金台にある国立科学博物館附属自然教育園。
長ったらしい名前で分かり難いが、上野にある国立科学博物館の植物園だ。

白金台という地名からはハイソで近寄りがたい雰囲気も漂うが、実際には東大の医科学研究所や北里研究所、私立の高校・大学があったりと学術的な部分も多いエリアだ。

自然教育園の面積は20万平方メートル、東京ドーム4個分以上の敷地面積を持つ。
都心のど真ん中にそんなにドデカイ緑地帯があるなんて、実は私も自然教育園について調べ始めるまでは知らなかった。

自然教育園のコンセプトは関東の自然をそのままに残した森。
だから、必要以上には木の伐採や手入れは行わず、出来るだけ自然の森がそのままの形で残してある。

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自然そのままの姿を保つ・・・というのが自然教育園の原則なのだが、過去に一つだけ例外があったらしい。

それは棕櫚(シュロ)の木。
自然教育園の木々は、基本的には野鳥たちが落としていく糞の中の種子が発芽して自然と増えていく。
亜熱帯性の植物である棕櫚の木も、自然教育園が開かれたころに庭木の種子を野鳥が運んできて、園内で芽吹いた。

棕櫚は亜熱帯性の植物なので、日本ではそんなに大きくは育たない木の筈だった。

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しかし、自然教育園の棕櫚の木は、そんな常識を覆すかのように大きく育ち、その子孫を園内にばら撒き始めた。
開園当時の1965年頃にはほんの数本しかなかった棕櫚の木は2007年には2000本を超える数となり、関東の森の姿を伝会えるはずの自然植物園を亜熱帯のジャングルに変えてしまった。

これは都市部独特のヒートアイランド現象に起因して起きた植生の変化で、真を突き詰めれば亜熱帯密林の森が出来上がる姿が都市部の自然の森の本来の姿なのかもしれないが、日本固有の植物ではない棕櫚が繁茂する光景はとても異質なモノ。

自然教育園は苦渋の選択を迫られ、棕櫚を間引くことに決め、現在では棕櫚の木の数は厳重に管理下に置かれている。

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そんな説明の書かれた看板を眺めながら自然教育園の中を歩き、目的の場所へと向かう。
目的の場所とは、白き妖精が咲く場所だ。

一応、自然教育園の入場料(310円)を払う時に園内のマップは貰い、節分草の咲いている場所は教えてもらった。
しかし、教えてもらったのは【武蔵野植物園】エリアに咲いているというコトだけ。
ココに来るのが初めての私には、武蔵野エリアが広いのか狭いのかはさっぱりわからない。
とりあえず武蔵野植物園エリアへと向かう。

武蔵野エリアには、もともと白金台に自生していた植物以外にも秩父の山から植栽された植物が生息している。
そのエリアの中へ入っていくと、ひとりの女性の方がしゃがみ込んで何かを熱心に眺めているのを見つけた。
その女性の前の看板には【せつぶんそう】の文字。

ヤッタ~。
ようやく憧れの白き妖精に会う事が出来た。

で、妖精の姿はどこに・・・。
女性がじっと見ていたのは、看板の足元の地面すれすれの場所。

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私も女性の隣にしゃがみ込んで、ソコを覗き込むと・・・。

地面から5cm位の高さに咲く、小さな白い花を発見!

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あまりに茎が短いので地面から生えているようにも見えるが、これがあの白き妖精の節分草。

紫と山吹色の蕊(しべ)がとってもオシャレ。

しかし、その可愛らしい姿を写真に収めるのはかなり大変。
高さが5cmにも満たない位置なので、スペースがあるならば寝ころんで撮りたい…と思った。

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近くの日向には福寿草の姿。

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福寿草というとお正月の頃を連想してしまうが、フィールドで福寿草が咲くのは2月中旬頃。

子供の頃、道端で福寿草を見つけると、春ももうそこまで来ているのだな…と感じたものだ。

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こんな珍しい花の姿もあった。

これは、ユキワリイチゲ(雪割一華)。
その漢字名が示すように、残雪の残る里山に咲く花だ。

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この花も背の高さは高くはなく、地面から7cm位のところに薄紫色の花を咲かせるユキワリイチゲ。
ユキワリイチゲは太陽が大好きな花だ。

太陽の出ていない日は、その花は下を向き、まるでうなだれているみたいになってしまうそうだ。
だから、ユキワリイチゲに会いたい時は、お日様と一緒にお散歩を。

太陽が顔を覗かせると、ユキワリイチゲの花びらも大きく開く。

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animoさん  2017/03/08 00:07

東京は摩天楼的な部分がクローズアップされることが多いですが、昔から存在する神社や残された自然など隠れた素敵なスポットが沢山ありますね。

ドンバスマキシムさん  2017/03/06 13:26

こういう所必要だね
一時避難箇所になっているのかな?

ドンバスマキシムさん  2017/03/06 13:24

24日上京する友人へ教えてやろ。梅は終わってるだろうけど暖かいだろうし
大使館はおいといて
浅草線なら羽田まで楽だし


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