海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP  > 旅スケTOP海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館の旅行記

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

月のない夜の深い海の中。碧く透き通るソレはさざめく波の間を漂う。音もなく、声も無く、しかし、本能という意識をもつ彼等。新月の宵、海月の輝きは水面を明るく照らしだす/加茂水族館にて

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

1

2

3

4

次のページへ→
写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

月明かりのない新月の夜。
波と波がぶつかり合いさざめく音だけが大海原に響きわたる。

時折、波間にきらりと輝くモノ。

あぁ、アレは海月。
海に漂う月の子供たちだ。

ただ浮かんでいるだけに見えるJelly。
だけれども、彼らにも意思があり、闇を舞う。

長い触手をしならせて、優雅に踊る。
それは、まるで音のない舞踏会。

虹色のドレスを纏うのは、宇宙船型のウリクラゲ。
幽玄的な長い触手がJapanese ホラーの貞子的なユウレイクラゲ。
キノコ模様のオシャレさんは、アカクラゲ。

新月の宵に海月を求めて、加茂水族館へと出かけてきました。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

山形県鶴岡市の加茂水族館を訪れたのは、7月の日曜日。
小学校も夏休みに入ったので、混んでいるのだろうな~と思っていたのだが、やはり予想通り。
水族館の中は、夏休みを待ちわびた子ども達で一杯だった。

加茂水族館は、山形県の田舎にある小さな水族館。
アクセスするための交通の便も良くはなく、最寄りのJR駅からもバスで30分。
そのバスだって、2時間か3時間に1本という本数の少なさ。

それなのに小さな水族館の館内は子供だけでなく、キラキラとした輝く目をした大人で溢れていた。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

加茂水族館がこんなにも人気な理由。
それは、加茂水族館がくらげに特化した水族館だから。

2000年にはくらげの展示数が日本一となり、2012年にはクラゲの飼育数世界No.1の水族館としてギネスに認定され、現在では直径5mの水槽の中に泳ぐ2000匹のくらげを見ることのできるクラゲドリームシアター(写真)が、水族館の顔となっている。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

青く輝く円盤型の水槽の中で、漂うミズクラゲたち。

水槽の中を覗き込むように眺めていると、水槽のアクリルガラスがとろける様に消え、自分自身が水槽の中に入り込み、くらげと共に浮遊している気分になってくる。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

水槽の奥行きがどの位なのかは分からないが、くらげが湧き出てくる感じ。  

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

もし広い宇宙のどこかに海月(くらげ)の惑星があるならば、それはこんな感じなのかもしれない。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

現在はくらげ水族館として名の知られている加茂水族館。
でも、どうしてクラゲの飼育に取り組もう…なんて思ったのだろうか?

加茂水族館がクラゲの飼育を始めたのは、ほんの偶然のきっかけから。
珊瑚に付着していたポリプからクラゲが増殖し、そのクラゲを展示したのがお客さんに受けたから…と言うのがその理由だ。


(写真:館内の階段より)

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

実は加茂水族館には、落ちこぼれの水族館と呼ばれていた時代があった。

日本の水族館の多くは第二次世界大戦後の経済成長の時期に建築され、珍しい海洋性の生物が見ることのできる場所として子ども達に大人気の場所だった。
しかし、人気は必ず翳るもの。
シャチやイルカなどの大型の海洋ほ乳類を導入する水族館が続々と建築される中で、小さな地方の水族館の人気は瞬く間に落ち、加茂水族館は一度は倒産に追い込まれている。
倒産後に別会社が水族館を買い取ったのだがなかなかその運営はうまくはいかず、入場者数は減る一方。
そんな時に珊瑚に付着したクラゲたちを飼育し展示したところ、物珍しさもあり口コミでその人気は広がり、クラゲの飼育に特化した水族館を目指すことになったそうだ。

そして、現在では世界でも珍しいクラゲの繁殖をリードするトップ水族館として日本国内だけでなく、世界的にもその名を知られている。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

加茂水族館のクラゲの展示数は50種類以上で、クラゲ以外にも庄内川流域水系の紹介や日本海の海の生き物の紹介もあったが、法事での帰省ついでにちょっと遠出してきた私に許された滞在時間は2時間だけ。
故に今回はクラゲ以外はチラ見だけで、殆ど2時間をクラゲだけに費やそうと思っていた。

だけれど、通りかかった水槽でエイのこんなスマイルを見せられたら、ついつい立ち止まっちゃう…けどね。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

という訳で、今回の旅行記ではクラゲにターゲット絞り、独断と偏見の解説で、闇夜に浮かぶ海月を紹介♪

まずトップバッターは、日本の海でも見かけるミズクラゲから。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

白い傘の中央にある4弁の模様が可愛らしいミズクラゲのその別名は、ヨツメクラゲ。

どうして4つ目かって…。
4つの花びらみたいに見える生殖腺(消化管)が、ニコリと笑った目が4つあるみたいに見えるからかな。

写真を拡大する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館

ミズクラゲの仲間は世界中に沢山生息していて、これはパラオに居るお仲間たち。

ふわりと開いたカサに触手が放射状にキレイに並んでいる。

1

2

3

4

次のページへ→
拍手する お気に入りの旅スケに追加 通報する

海月が漂う夜/究極のヒーリング☆山形・クラゲ水族館へのコメント

animoさん  2017/07/28 19:55

はいぶりっじさん、こんばんは。

水に漂うクラゲの姿は、幽玄で幻想的で癒されますね。
ここ何年か都内でもクラゲと写真を題材にした展示がありましたが、加茂水族館のクラゲたちを見て、さすがスペシャリストは違う!と思ってしまいました。
生態を知り尽くしているからこそのライティング。クラゲが一番魅力的に見える技を知っているのでしょうね。
クラゲで経営を立て直した元館長さんをはじめ職員の方々に拍手!の水族館でした。



animoさん  2017/07/28 19:41

makoa187jpさん こんばんは。

山形県の日本海側は関東からは直線距離は短いのに、行こうとすると遠いところ。
でも、その遠ささえも押しのけて行ってきた加茂水族館。
さすがにクラゲに特化しているだけあり、その展示内容もオトナでも十分満足できるものでした。(むしろ、対オトナのヒーリング向けなのかもしれません)
ゆっくりと滞在したかったのですが、夏休みの最初に日曜日で館内は子ども達が一杯。
今度は空いている時に行きたいです。

はいぶりっじさん  2017/07/28 14:57

幻想的ですね、クラゲって。
実際、海で遭遇したら怖くて近づけませんが…
タコクラゲのように毒のないものもいるのは知らなかったです。

makoa187jpさん  2017/07/28 09:48

クラゲですっかり有名になった加茂水族館ですね。
暑い日に画像で癒されました。


※コメントの投稿にはログインが必要です

あなたにオススメの記事

    新着スケジュール