海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP  > 旅スケTOP✿腹に響く三尺玉✿スカイツリー超えの巨大花火 & 江戸時代へ時間飛行の旅行記

✿腹に響く三尺玉✿スカイツリー超えの巨大花火 & 江戸時代へ時間飛行

埼玉県は何もない・つまらない…っていうのは偏見!地元民も知らない古い宿場町の魅力を再発見しに行こう♪そして、夏の夜は関東最大級の花火大会へ。三尺玉の腹に響く音って聞いたことある?

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あれはまだ藤の花が咲いていた頃。
職場の同僚が昼食を食べている私の元へと1冊のパンフレットのようなモノをもってやってきました。

同僚が手にしていたのは「特別編集版・るるぶ」の冊子。
どうやら彼が手にする「るるぶ」は地元の商店街や駅でしか入手出来ない、それも冊数限定の非売品と云うかなりレアなもので、私が古い街歩きが好きなのを知っていて入手してきてくれたとのことでした。(実は地元もパン屋で偶然見かけて貰ってきたら、冊数限定版と後になって知ったというのが、その真相らしいです…)

るるぶのタイトルは「杉戸(すぎと)」。
私もそのタイトルを見て、レア感に納得しました。
杉戸と言えばその昔は日光街道の宿場町;杉戸宿(すぎとじゅく)があった村で、江戸時代には江戸から日光詣へと出かける旅人の宿場町として賑い栄えた場所でしたが、現在はどちらかと云うと風光明媚…という単語が似合う土地です。

現在の杉戸町と観光はイコールでは結びつかない場所なのに、その町の「るるぶ」がある…という意外性。

その意外性は私の好奇心を刺激し、「特別編集版るるぶ・杉戸」をベースに情報をもう少し掘り下げて、江戸時代の杉戸宿へとタイムトラベルに出掛けてみることにしました。

そして今回の旅行記では、杉戸町から電車で20分の河川敷で行われた夏の花火大会;関東で唯一の三尺玉が打ち上げられる古河花火大会の写真も紹介したいと思います♪


☆☆☆☆☆ あとがき ☆☆☆☆☆
いつもの旅行記ならば<あとがき>部分は旅行記の最後に入れるのですが、今回のプチ旅では少し感じるところが有り、敢てイレギュラーに序文と並列して<あとがき>を入れてみたいと思います。

埼玉は遊ぶところがない・見る所がない等と散々な言われようをする県ですが、それは今をベースとして物事を見ていて、その裏側にあるモノにスポットライトが当たる機会が無く、まだ気づかれていない部分が多いからなのかもしれません。

でもね…、それだけではないのです。

地域に対する興味を掘り起こすには、行政のバックアップ、それも小さな自治体単位ではなく、より大きな力を持つ県や国の助力が必要で、微力な市町村の力で出来る事には限界があります。
今回のタイムトラベルでは、町という小さな自治体の挑戦とその限界を感じました。

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同僚が持ってきてくれた「特別編集版るるぶ」。
その表紙は、JTBパブリッシングが作る本物の「るるぶ」みたいで、市販品と雰囲気は殆ど変らない。

「るるぶ」の表紙を飾るのは、虻ちゃんことお笑いタレントの虻川美穂子さん。
虻ちゃんは、杉戸町の出身で、町の宣伝大使も務めているそうだ。

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表紙だけではなく、その内容は本屋さんで販売されている日本中の観光地ガイド本「るるぶ」顔負けで、杉戸町の有名な酒蔵の案内から地元民御用達のお店、杉戸町ならではのグルメやスイーツの紹介まで盛りだくさん。
かつて日光街道の宿場町であった杉戸宿…って、今でもこんなにいろいろとあるところなの!?とビックリするくらい充実した内容だった。

今までたいして興味を持つことの無かった杉戸町という地域。
でも、これだけ力の入った「地域限定るるぶ」を見せられたら、俄然、興味が湧いてくるもの。
そこで、この「るるぶ」を下敷きにしてもう少し情報を調べてから、かつて宿場町として栄えた杉戸の旧街道を歩いてみることにした。

今回の杉戸宿の旧街道歩きで参考にしたサイト(地図)情報がこちら↓
歩く地図でたどる日光街道:http://tochigikanko.web.fc2.com/niko-dochu/chizu-pdf/k-24.pdf
このサイトの地図は分かりやすい地図で見所ポイントも書いてあり、旧街道歩きの参考書なのでお勧めのサイトではあるのだが、かなり細かい地図なので、A3に拡大印刷するのが使いやすい。

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杉戸の旧街道の宿場町歩きの出発点は東武スカイツリーラインの東武動物公園駅の東口で、東武動物公園駅はその西口側にホワイトタイガーで有名な東武動物公園も有る駅だ。

杉戸宿の紹介地図は2枚に分かれていて、1枚目(写真上)は町の南側の紹介で、2枚目(写真下)は北側の紹介となっていた。

今回の旧街道の宿場町歩きでは、冊子内に杉戸宿さんぽとして紹介されているところは殆ど立ち寄ってみたが、記載されていた場所が全てが見所か…と問われたら、微妙…と言うのがその答え。
だから、私が歩いた中で、印象に残った所を旅行記で紹介したいと思う。

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まずは、地図の1枚目(杉戸宿の南側)へと向かってみる。
駅からまっすぐ歩きだすと古利根川へと出るので、川に沿って南方向へと向かう。

川沿いには柳の木々が青々とした葉をさわさわと揺らしていた。

この古利根川ではお盆の前になると、光の帯が連なる灯篭祭りが開催されるとのこと。
260基の小さな灯篭が浮かぶその水面の風景は、“地上に降りた天の川”とも云われる風景だそうだ。
今夏に見に行こうかなと思っていたのだが、2017年の開催予定は8月6日。
この日の夕方の天気予報は雨だったので、結局は行かなかったのだが、ちょっと行ってみたかったイベントだ。

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川沿いには「るるぶ」で紹介されている珈琲専門のカフェの姿もあった。

手作りシフォンケーキのセットも有るというコトでちょっと気になったのだが、あいにくこの時は昼食を食べたばかりでお茶の入る余裕が胃に残っていなく、寄り道は諦めた。

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杉戸町には昔ながらの作り酒屋が多く、現在も数件が酒造業を継続している。

関口酒造は1822年に始まった200年の歴史を持つ酒屋さんで、今のご主人は6代目だそうだ。

この日は日曜日だったので酒蔵もお店も閉まっていたが、たまたま駅で手にした杉戸町の紹介リーフレットにこちらの関口酒造のことが掲載されていて、現在のご当主の関口博正氏のインタビュー記事が載っていた。

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その中には子供のころから過ごしてきた杉戸宿としての村、そして現在に至るまでの地域の変貌の様子が語られていたのだが、関口氏の語った「壊す方がずっと簡単」という言葉に非常に同感した。

その昔、酒屋さんが多く立ち並んでいたこの地域は現在も「清地」という町名で呼ばれていて、その昔は澄んだ美味しい水があちこちから湧き出ていた場所だったそうだ。
しかし、上流水源の汚染などで現在は酒造りに適した水を得ることのできる井戸の数は数えるほどになってしまっている。

だから、酒屋を廃業してしまった家も多い。
でも、関口氏は街の活性化を願い、酒屋を改築してまで、その家業を存続させようとしている。

関口氏の言葉をそのまま引用させてもらう。
「(酒屋を)壊した方が簡単なんだけどね。
ここで、手入れしておかないと、子どもたちが可哀そうじゃない。
〈古くてどうにもならないから取り壊そう〉とならないよう、しっかり手を入れたから、あと100年は持つでしょう」

今から100年前と言えば、杉戸がまだ日光街道の宿場町として栄えていた頃。
あと100年後の未来、関口酒造の周囲の杉戸宿の景色はどの様に変わっているのだろうか。

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日光街道の旧街道沿いには道標があり、石には杉戸宿の文字が刻まれている。

今回、私が偶然貰った「るるぶ・杉戸」。
実はこのるるぶは、杉戸町が杉戸宿開宿400年の記念行事の一環として作った冊子だそうだ。(2016年が400年に当たる)

だから、このま道標もその行事で新設されたものなのだろう。

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江戸・日本橋から日光までを結ぶ日光街道は、現在は国道4号線の事を指すことが多いが、本当の昔ながらの日光街道はこの写真の様な細い道で、現在は旧日光街道と呼ばれている。

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旧日光街道沿いには由緒のある寺社仏閣も多い。

そんな中で印象に残ったのがこちらの近津神社。
何が印象的だったのかって…?

それは、この写真の中に居る2頭の狛犬たちだ。

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近津神社の狛犬さん達は、日本でも珍しい見返り獅子。

まるで日本画の見返り美人の様に背後を振り返る形で造られている。

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✿腹に響く三尺玉✿スカイツリー超えの巨大花火 & 江戸時代へ時間飛行へのコメント

animoさん  2017/08/31 19:41

関東地方の今年の夏は本当に天候不順で、8月の古河の花火大会が予定日に雨にも降られずに出来たことが奇跡的なくらいでした。(その前の週の隅田の花火は雨模様でしたものね)
古河の花火大会は規模が大きい割に混みあわないのが良いところ。
毎年8月のお盆の前の土曜日が開催日の様ですので、来年のカレンダーに丸印、入れておいてくださいね。

noix de cocoさん  2017/08/31 14:20

花火写真、本当にきれいです!花火大会、行きたいと思ってはいるものの、混雑がイヤで毎年断念していました。古河の花火大会ですね♪しっかりインプットし、来年足を運んでみたいと思います。

animoさん  2017/08/18 18:51

関東の花火大会というと人ごみで大混雑のイメージが先行しますが、古河の花火大会は穴場中の穴場で、花火は21時前には終わるので東京都でも23区内ならば、確実に日帰りで帰宅できる時間です。
三尺玉も怒迫力なので、お勧めですよ~。

はいぶりっじさん  2017/08/17 17:06

古河の花火大会、穴場なんですね!
都内の花火大会は混んでいてどうしても足を運ぶ気にならないのですが、こういった穴場にはぜひ行ってみたいものです。

animoさん  2017/08/15 22:59

二年ぶりに花火大会へと行きましたが、古河の三尺玉は何回見ても毎回その迫力に感動します。穴場的花火大会ですが、以前よりも混んできたような感じも有りました。

杉戸宿は私もマイナーだと思います。
が、日光街道の有名な宿場町;千住、草加、春日部ではもう古民家などは街道筋には残っておらず、記念碑がある程度です。
そういう意味では幸手や杉戸の旧街道沿いに残る古民家などは貴重な街道遺産なのかもしれませんね。

makoa187jpさん  2017/08/14 13:53

相変わらず、花火の写真など上手に撮影されますね。
見習わないと。
杉戸、渋いですね。
東武動物公園駅から無料送迎のある「杉戸天然温泉 雅楽の湯」は、
何度か行きましたが、おススメかなと思います。


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