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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

夏の幻燈である曼珠沙華に誘われて権現堂桜堤へと足を運びました。青空と深紅の華、少し渋みのある色へと変わった桜の葉が作り出す風景は、爽やかな秋の気配をはらみ、夏の終わりを象徴するかのようでした。

夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

秋を告げる花 曼珠沙華。
情熱を思わせる炎を模した緋色の花びらは、夏の忘れ形見。
風が流れると花の蕊がゆらゆらと揺れ、その妖しさに磨きをかける。


曼珠沙華に埋め尽くされた権現堂桜堤は、深紅の海。
桜の木々の間で咲き誇る紅の華は、夏が残した幻燈。
曼珠沙華は、秋が始まる前の夏の残り香なのかもしれない。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

2017年の関東地方の夏はまるで梅雨がいつまでも続いているかの様な今一つはっきりとしない天気で、週末になると天気が崩れ、お出かけの予定は見事に総崩れ。

そんな天候が影響してか、今年の曼珠沙華(彼岸花)の見頃はどこもかしこも例年よりも早く、お彼岸の日を迎える前に満開を迎えている。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

この日、私が足を運んだのは権現堂桜堤で開催されている幸手曼珠沙華まつりで、埼玉県と茨城県の県境地帯にある幸手市まで足を運んでみた。

此処:権現堂桜堤は、もともとはソメイヨシノの古木が作り出す桜並木で有名な場所だったが、近年では四季の花を見ることの出来る場所としてその名を知られつつある。

春は桜、夏は紫陽花、冬はスイセンが堤の斜面を彩る。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

権現堂堤

権現堂桜堤の秋の斜面を彩るのは、真っ赤な曼珠沙華。
曼珠沙華は秋の彼岸の頃に咲く花であることから、彼岸花とも呼ばれている。

私が此処の曼珠沙華の事を初めて耳にしたのはもうかれこれ10年以上前の話。
その時は未だ今よりも花の植えられた面積も狭く、知る人ぞ知る彼岸花の名所…という風に伝え聞いていた。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

しかし近年のSNSの発達のお蔭か、季節の花、特にインパクトの強い花の写真の拡散は早く、ここ数年で幸手権現堂の彼岸花は一躍有名となり、今では埼玉の彼岸花と言えば、高麗の巾着田か幸手の権現堂か…と言われるほどに…。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

そんな権現堂の曼珠沙華の花畑の中を歩く。

曼珠沙華は土手の堤を利用して植えられていて、遊歩道の下から見ても、上から見ても見応えバッチリ。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

でも、お勧めは堤を横切るように伸びる階段の途中から眺める彼岸花の風景。

まるで赤い川が流れるように見える。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

幸手権現堂の彼岸花の群生地は、大きく分けて4ブロックに分かれている。

基本は堤に沿って植えられているので道に迷うことはないが、親切な看板も有るので迷子の心配はしなくても大丈夫。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

実は晩夏に此処、幸手権現堂に来るのは今回で4回目なのだが、こんなに晴天の日は初めてかも。

そして、ここまで満開状態、美しさの絶頂期の曼珠沙華と言うのも今回が初めてだ。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

彼岸花は満開のピークを予測するのが難しく、例年2週間程度のずれがある。

今年は関東地方の8月が涼し目だったので少し早めの見頃となるだろうとは予想していたが、まさかお彼岸よりも早く満開を迎えるとは思ってもいなかった。

昨年は夏が暑かったので曼珠沙華の満開時期が遅めで、見頃を迎えたころには曼珠沙華とコラボする桜の葉は丸坊主でちょっとさみしげな景色だったのだが、今年は曼珠沙華が抱く桜の樹にまだ葉が残り、青空とのコントラストもバッチリだ。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

写真は、2016年の花曇りの日の曼珠沙華。

映画の1シーンの様な少しダークカラーの色合いが幻想的な雰囲気を醸し出していた。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】

曼珠沙華の群生のちょうど真ん中くらいにあるのは、江戸時代の悲しい昔話にまつわる石碑。

昔々、権現堂川(利根川)は、暴れ河川として村の人々に恐れられてた。
享和2年(1802年)の梅雨は、例年にない長雨。
連日の大雨により堤が切れ、村人が幾度修理しても一晩のうちに切れてしまう有様で、村人は改修工事に疲労し、口をきく元気さえも失っていた。
そんなある日、巡礼親子がこの堤を通りかかり、この状況を見かねて自ら人柱を申し出、逆巻く川の流れに身を投げ入れたという。
すると、たちまち洪水がおさまり、村人たちは堤の修復を終わらせることができたという。

そして、この話には裏の話もアリ、巡礼の親子は自ら進んで身を投げ入れたのではなく、強制的に人柱に供された…という言い伝えもある。

そのような歴史を知った上で、夏の終わりに咲く紅の曼珠沙華を見ていると、花の色が悲しみを纏った赤、苦悩の色にも見えてくる。

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夏の幻燈/紅の里へ【✿曼珠沙華✿の川が流れる権現堂桜堤】へのコメント

animoさん  2017/10/11 22:45

いつもの風景も立ち位置やレンズのモードを変更するだけで、がらりと雰囲気が変わりますね。
日高の巾着田も一面の曼珠沙華で有名な場所。
いつか見に行ってみたいと思っています。

のら吉さん  2017/10/10 16:15

こんにちは。魚眼レンズで撮影する曼珠沙華は
美しいですね!埼玉県なのでてっきり日高市かと思いました!

animoさん  2017/09/26 21:52

昨年が300万本、今年が350万本…このままいけば3年後には巾着田の500万本の曼珠沙華に追いついて、権現堂が埼玉の曼珠沙華でトップに登る日が来るかもしれません。

それにしてもSNSのお蔭で最近、権現堂のさくら、紫陽花(アナベル)、曼珠沙華はかなり知名度を上げたみたいですね。

makoa187jpさん  2017/09/26 13:47

今年も行かれたのですね!毎年のように本数が増えて、バージョンアップがすごいですね。


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