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四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】

秘湯:四万温泉へ。ピンクネオンもコンビニもない温泉街ですることは、ただお湯に浸かるだけ~。映画:千と千尋の世界に迷いこみ、貸切露天風呂を堪能した温泉旅行記です。【晩秋の紅葉&温泉 癒され旅 -2】

四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】

四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】

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四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】

晩秋の11月。
紅葉を楽しみ、躰を癒す旅に出掛けました。
向った先は群馬県吾妻郡の渓谷を彩る紅葉が美しい山で、鎖を使った山遊びを楽しんできました。

そして、山遊びの後は疲れた躰を癒す温泉へ。
群馬県と言えば草津温泉をはじめとする名湯が数多くあり、温泉も選び放題。
そんな中で相棒と私が選んだのは、四万(しま)ブルーと呼ばれる青く輝く水が美しい四万(しま)温泉。
四万温泉と言えば、あの有名な旅館;映画【千と千尋の神隠し」の油屋のモデルとも言われる積善館もあり、温泉だけではなく江戸時代にタイムスリップしたような不思議な世界も味わってきました。

私の旅では滅多にあり得ない、のんびり温泉旅です。

・旅行記-1 紅葉ハイキングを楽しんだ霊山・嵩山の旅行記↓
http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27370/

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朝早くから岩山ハイキングを楽しんだこの日はお昼を過ぎる頃にはもう、まったり気分で、観光モードに突入!

もう1本、別のハイキング道を歩こうかとも考えていたが、此処はあえてのんびり旅を選択し、四万温泉を飛び越えてそのまた先へと進む。

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四万川ダム

四万温泉のその先の道は行き止まりなのだが、そこが目的地で相棒と私が辿り着いたのは透き通る青が美しい、四万(しま)川ダム。
四万(しま)ブルーとも称される青い水が湛えられたダムだ。

旅の計画段階ではちょうど紅葉の最盛期にこのダムへと訪れ、コバルトブルーの湖水と山の斜面を彩る紅葉の色合いの対比を楽しむつもりでいたのだが、今年の紅葉の後半戦はまるでレースをしているかのような高速スピードで、この日はもう紅葉も最後の最後。
山の斜面には雪がうっすらと積もっていて、紅葉も愉しもうという計画は企画倒れだった

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でも、見たかった四万ブルーの湖水の色は日本の水にしては珍しい位の鮮やかな青で、コレを見られただけでも満足・満足。

そして、色に満足した私が次に気になったのは、どうしてこんなに水の色が青いのかということ。
だって、本来は透明なはずの水の色がここまで青く見えるのは不思議でしょ。
水が空の色を反射しているから空の色と同じ青く見える・・・という説も昔からあるが、それならば空が鉛色の曇りの日に見たら水の色は青くは見えない筈なのに、此処のダムの水は1年中、美しい青い水を湛えている。

バスクリンを入れたかのような青には何か秘密がある筈・・。

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そんな風に思いながらダムの周囲を歩いていたら、青く見える秘密を解説した看板を発見。
やはり、皆さんが私と似たような疑問点を持つようだ。

看板には水が青く見える二つの解説があった。
1つ目は、銅やコバルトなどの元素が水を青く見せているとする説。
2つ目は、水中の小さな粒子を原因とする説だ(写真の解説看板は2つ目の小さな粒子説)。

まずは1つ目。
銅やコバルトなどの元素が水を青く見せているとする説を考えてみる。

この説は、天然の河川水の中には銅イオンの様に水中で青く見える元素が含まれていることが多く、四万川の水にもこれらのイオンが溶け込んでいるのではないかとする説だ。
屋根に使われる銅などは化学変化で緑青(ろくしょう)になることが一般的に知られているのでなんとなく納得しかけてしまうが、実は四万川の水を成分分析したところ、水が青く見える原因となる様な元素は殆ど含まれていなかったことが判明したそうだ。

ということで、残念ながら元素説は四万川の青色の理由とはなり得ない。

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2つ目の解説は、水中の小さな粒子を原因とする説だ。
アロフェンと呼ばれる小さなケイ酸アルミニウムの粒が四万川の川水の中に沢山漂っていて、その粒が太陽光に含まれる青色の光を反射するので、人間の目には四万の水が鮮やかな青に見えると看板には書いてあった。

アロフェンの粒のサイズは、ナノメートル・サイズ。
ナノメートル・サイズと言われても、その大きさは私達には想像しにくい。
1nm(ナノメートル)は1mmの百万分の一の大きさなので、たとえ私たちが川の水を掌に掬ってその中をじっくり覗き込んだとしても、人間の目では絶対に判別の出来ないサイズの物質が水の中には存在しているらしい。
福島・五色沼や北海道・美瑛の青い池も同じ理由で青く見えるという事なので、この説は真実味があるのかな。

写真は、インクラインと呼ばれるダム施設の船の運搬レールが湖水の中まで伸びている様子だ。
綺麗な青い水なのだが、インクラインの水中部分が微妙に霞んだように見えるのも、もしかしたら水の中に浮かぶ小さな粒子たちが影響しているのかもしれない。

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積善館

青く輝く湖水をずっと眺めていたかったのだが、雪がちらつくこの日はダムの上を通り抜ける風は冷凍庫並みに冷たく躰が冷え切ってしまったので、ダムでの滞在は30分で切り上げて四万温泉へと向かう。
でもまず行くのは、温泉ではなく温泉旅館街。
四万温泉の旅館街には、かねてから行ってみたい場所があったのだ。

それが、この写真の旅館である積善館。
積善館は、現代に残る湯治場としては日本最古の木造建築であると云われる元禄時代の面影を今に残す古い旅館なのだが、それと同時に近代アニメに名を残している旅館でもある。

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私がアニメの事を綴るのも妙なのだが、この積善館は映画【千と千尋の神隠し】で湯婆婆(ゆばーば)が館主を務める油屋(ゆや)のモデルとして使われたとされる旅館で、朱色の欄干が美しい橋などは映画のイメージにとてもよく似ている。

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四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】

現在の積善館の建物は、元禄時代の名残を残す本館以外にも宿泊棟が建て増しされているのだが、古い建物である本館部分だけは旅館見学という形で宿泊者でなくとも見学できる(一人300円/一般客の見学は16時まで)。

せっかくやって来たので、私達も旅館見学へと参加することに。

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長年使い込んだ手すりの付いた階段を登ると、そこは…

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昔の香りがそのまま残る客室が並ぶ廊下。

板張りの廊下も長年の人の往来により黒光りしている。

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四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】

廊下の両脇には昔ながらの襖戸の和室がある。

この本館の古い建屋の部分は歴史的に非常に貴重なものなのだが、あまりに古すぎて宿泊は出来ない。
でも、ランチなどの短い滞在に限りこの部屋を貸切り古の雰囲気に浸ることも可能だ。

私たちが訪れたこの日も、部屋の中にはランチ会席を食べていた方がいらしたと思われる痕跡が残されていた。

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四万ブルーに魅せられ、油屋の世界へ迷いこむ♪【ジブリ・Worldへの旅】へのコメント

animoさん  2017/12/11 07:24

千と千尋の油屋のモデルといわれる宿は、長野にもありますね。その真偽を知っているのは映画監督などの制作陣の方々だけなのでしょうが、なんとなく似ている景色というのは見ていてワクワクしました。
群馬は温泉が多いのですが、私自身が皮膚が弱いので酸性度が強い草津の様なピリピリのお湯は入れません。だから、四万温泉の様な柔らかくって温まる温泉は私にとってはとってもありがたい場所。
水の色が綺麗なコバルト色というところも良いですね。

はいぶりっじさん  2017/12/08 17:33

積善館、素晴らしいですね!「千と千尋~」そのままのたたずまいで、四万温泉に行くことがあったらここにはぜひ行ってみたいと思いました。
泊まらずとも見学ができるのは有難いですね。
四萬館も温泉好きとしては是非訪れたい宿です。
四万ブルーも本当にきれいですね♪実際にこの目で見てみたいものです。


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