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東京を歩こう♪ 【都市伝説】 江戸の守護神・将門の謎を追い、招き猫を巡る

皇居のすぐ傍に首塚と呼ばれる場所がある。その場所は平将門の首が落ちてきたとされる地で、塚に不敬を働くと禍が降りかかる…と云われている。そんな将門ゆかりの地を巡り、将門・都市伝説と招き猫の謎に迫る。

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将門塚

高校生だったころ、社会科の授業で日本史を選択しました。
教えて下さった先生の授業はお世辞にも上手とは言えませんでしたが、ごく稀に生徒の興味を引き付ける事をポロっと話される事がありました。
その話の一つに、【平将門】の話がありました。

京の朝廷に逆らい日本の北端でクーデターを起こした平将門。
北関東の広い大地を生かし、馬を育てその馬を利用し騎馬戦の初期の戦法を作り出した将門。
彼は国司を敵に回し、瞬く間に下総国・常陸国・下野国(現在の千葉・茨城地方)をその支配下へと置いた。
そして、桓武天皇の血筋を引く将門は新皇(しんのう)と名乗り、朝廷にとっては逆賊となった。

その将門の成敗を命じられたのは、平定盛(さだもり)。
平定盛は、将門のいとこに当たる人物で将門にとっては身内だ。
その身内の定盛君が、なぜ将門を討つことになったのか。
此処の話はちょっと複雑なのだが、女性が絡む話で、将門の許嫁であった女性を定盛君のお父様が横取りしてしまった…らしい。
そんなこんなで、将門は定盛君とは仲が悪かった。

人望や戦法で行けば、将門に有利であった定盛君との戦い。
将門が勝つ…と誰もが思っていた。
しかし、金銭面や戦闘員の数で勝っていたのは朝廷をバックに持つ定盛君側。
2週間にも及ぶ戦いの末、将門軍は疲弊し、そして敗れた。
将門軍が敗れた最大の敗因は将門の死。
鋼鉄の体を持ち、矢が刺さる場所がない…と噂されていた将門にも弱点があったのだ。
その弱点とは、こめかみ。
将門はこめかみに矢を撃ち込まれ、あっけなくその命を落としてしまった。

敵である定盛君サイドにその弱点情報をリークしたのは誰なのか。
それは、将門の寵姫であった桔梗の方。
彼女はこともあろうに敵方に寝返り、将門の死を招いたのだ。

命を失った将門の屍は首を切り取られ、その首を槍の先に突き刺され京都まで運ばれてさらし首となった。
ところが、将門はさらし首になってもまだ生きていた。
そしてある晩、その首は宙に跳ね上がり、自分の国がある関東地方をめざし飛び去った。

しかし生首の力にも限界があり、国に到達する一歩手前、現在の東京都の周辺で力尽き、落下した。
現在、将門の首が落ちたとされる場所には【将門の首塚】があり、将門塚と呼ばれ、粗末に扱うと禍が起こる…と云われている。

日本史の先生のお話は、眠そうにしていた生徒の頭を覚醒させるには効果てきめん。
その授業の後の休み時間は将門の首塚の話で盛り上がり、図書館に走る生徒もいたほどでした。
私も図書館に走った生徒の一人で、暫くは将門の本の虜となっていました。

大人となり、いつか訪れてみたいと思っていた将門の首塚。
しかし、将門塚の周辺で実際に起きていることを考えるとなんだかオカルトじみていて、行くことを躊躇していましたが、百聞は一見に如かず。
読むだけでは真実は分からない…と思い、新緑の芽吹く四月、東京都内の将門ゆかりの地を巡る旅に出てきました。

そして、せっかく都内へ出るならばもう1か所(正確には2か所)行ってみたい場所もあったので、そこも合わせて都内の新緑散歩となりました。

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今回の将門散歩の始まりは浅草から。
浅草駅に朝9時に降り立ち、スカイツリーを右手に見ながら歩き出す。

でも、最初に向かう場所は平将門ゆかりの地ではない。
そこは、招き猫発祥の地とも云われている神社だ。
実は東京都には招き猫発祥の地といわれる寺社が2か所(今戸神社と豪徳寺)あり、将門散歩と併せて、訪れてみようと思っていた。

そして浅草駅から歩くこと徒歩15分、一つ目の招き猫神社【今戸神社】に到着した。

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今戸神社

今戸神社は縁結びや婚活のパワースポットとも云われる場所で、パワスポ女子に大人気と聞いていたので、混雑する前の朝一でやって来た。
私自身はパワースポットにはさして興味がある訳ではなく、興味のポイントは神社の云われ。
何故、今戸神社が招き猫の発祥の地と云われているのかを知りたかった。

招き猫がこの地に初めて登場したのは16世紀。
貧しさゆえに愛猫を手放した一人の老婆の夢枕に猫が立ち「白猫の今戸焼き人形を作れば福が授かる」と云うと、消えてしまった。
信心深い老婆は猫の言うとおりに右手を挙げた招き猫を焼き、浅草寺の参道で売り出したところ、大評判となった…。

という事らしい。
とりあえず、この神社のある地域が今戸焼きの招き猫発祥の地だという事が分かったが、でもなぜ、神社が発祥の地と云われているのだろう。
少し疑問が残る。

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今戸神社

社殿の中にはオスとメスの招き猫が仲良く並び、その横には生首!かと思いきや七福神の福禄寿様。

今戸神社は、浅草七福神めぐりの寺社としても知られている。

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今戸神社

境内には可愛い招き猫が並んだデザインの絵馬が鈴なりにぶら下げられている。

女子に人気なのも納得。

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今戸神社

そして、撫で猫なる石造りのネコも境内にいる。
説明書きによると、心を込めて撫でた後、携帯の待ち受け画面に取り込み、毎日祈ると願い事が叶う…とある。

神社の方には申し訳ないのだが、私はこういうのが一番苦手。
携帯の待ち受画面にして祈る…って、それっていったい…。
神仏のありがたみが一切なくなった気がした。

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雷門(風雷神門)

浅草まで来たので、雷門へも立ち寄ってみた。
前回、浅草寺へ来たのは職場にいらした海外からのゲストの方のエスコートで。
あれはもう20年位前の話だが、その時のゲストの方は浅草の神社仏閣よりもプリクラに興味津々で、何枚か一緒に撮ったりもした。

雷門の大提灯前は、写真を撮る人で大賑わい。

仲見世通りも朝9時台とは思えない混雑ぶり。
修学旅行の生徒の方の姿も多いが、此処に居て聞こえてくる言語の大半は中国語。
日本だが、外国みたいだ。

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浅草寺

浅草寺の五重塔はいつ見ても素敵だ。
朱色と白塗りの壁のコントラスト。

シンプルな色の塗り分けだが、白と朱が交互に並ぶように配置された垂木、美しいと思う。

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浅草寺

本堂にお参りする前に常香炉の煙を体に浴びる。
最近、気になっているのは視力。
ゆっくりだが着実に近視とは異なるメガネが必要な方向に変わってきている。

メガネを持ち歩くのは不便なので、出来るだけ進行が遅くなりますように…。

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浅草寺

本堂でお参りをし、ふと天井を見上げると、そこには天女の姿。
私以外には誰も天井なんて見上げていないのだが、心落ち着く優しい絵だ。

寺社の本堂の場合、撮影禁止の事も多いので社務所で撮影の可否を尋ねる。
天井画は撮っても構わないが、本堂の祭殿内や社務所内部は禁止とのこと。

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浅草寺

天井には竜の絵もあった。
炎を纏う竜の姿は迫力満点。

浅草寺は大提灯も凄いが、天井画も素敵だ。

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再び宝蔵門を抜け仲見世通りへ。
そして、途中から横道へと入る。

横道へ一歩入ると仲見世通りの喧騒が嘘のような空間だ。
お昼のピーク時間帯へ向け、食べ物屋さんは準備に余念がない。

これから向かうところは、将門ゆかりの地巡りの1カ所目である【日輪寺】だ。

日輪寺は昔から浅草にあった寺ではなく、もともとは武蔵国豊島郡柴崎村、現在の東京都千代田区大手町にあったお寺だ。

京で獄門に架けられた将門の首は3日後に白く光りながら、体を求めて東へと飛び立った。
そして、目的地に達する手前で力尽きて落ちたという。

その場所が、かつて日輪寺が存在した武蔵国豊島郡柴崎村だ。

村人は将門の首を丁寧に葬り塚を築いたが、時が経つにつれ塚の意味は忘れられ、塚は荒廃し、それと反比例するように将門の怨霊が持つ力は増大し、村に疫病をもたらした。
困り果てた村人が旅の僧に将門の首供養を依頼し、旅の僧は板石塔婆を建て将門の怨霊を日輪寺に供養した。
その板石塔婆が当時の柴崎村の日輪寺にあったと云う。

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東京を歩こう♪ 【都市伝説】 江戸の守護神・将門の謎を追い、招き猫を巡るへのコメント

animoさん  2015/04/27 21:37

豪徳寺を私が知ったのは2年位前。
招き猫がぎっしり詰まった旅行記の写真に魅了されました。
井伊家の菩提寺だと認識したのは、実は豪徳寺に行き、説明板を飛んでからです。

これから5月中旬くらいまではまだ蚊の心配も少ないので、寺社巡りもいいですね。

makoa187jpさん  2015/04/27 12:03

豪徳寺、小田急の駅、井伊直弼の墓がある、
という認識しかありませんでした。
まねき猫の寺?なんですね。知りませんでした。

今話題!?の松蔭神社とセットで今度行ってみようかなと思います。


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