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荒ぶる女神の抱擁-蛇の誘惑は甘い香り-

4130mのヒマラヤは、一歩足を踏みだす度に肩で息をする空気の薄い土地。豊穣の女神が司る大地を歩いてきました【神々の峯へ-4 ABC Trek Day-4 (マチャプチャレBC→アンナプルナBC)】

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荒ぶる女神の抱擁-蛇の誘惑は甘い香り-

ゲートから宿泊場所である山小屋があるところまでは、最後の登り道。
宿は見えているのに、その距離は遠かった。

もう標高はとうに4000mを突破していて、この辺りは私も初めての何が起こるか分からない未知の標高。

足を一歩持ち上げるのにも気力と体力が必要だった。

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Annapurna Base Camp(通称ABC アンナプルナベースキャンプ)

A.B.C.の山小屋へと到着した。

冬季はA.B.C.の山小屋は2軒が営業をしていて、ガイドさんが宿泊を決めたのは食堂からのマチャプチャレ方向の眺望が良い山小屋だ。

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山小屋に荷物をデポしたら、とりあえず山小屋の裏へと向かって歩き出す。

山小屋の裏側は洗濯物がはためく物干し場で、そこから眺めるマチャプチャレの峰々との風景がアンバランスなのだが、この生活感が溢れる光景こそが絵葉書では見ることのできないレアな景色。

自分の足でこの地へ来たのだということを実感できる風景だった。

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山小屋に着いた後にゆっくり休憩をとらずに歩き出した理由。

それは、ガイドさんの野性の感だ。
ガイドさん曰く、多分これから天気が崩れてくる。
だから今のうちにアンナプルナの峰をしっかりと見ていておく方が良い。
彼はそう言って、私たちを連れだした。

私もその考えには同感で、昨日も午前中は雲もないほどの晴天だったのにお昼過ぎから灰色の雲が空を覆い、夕方まで空は灰色に包まれて雪がちらついていた。
この日だって、朝は快晴だったのに、ゆっくりと雲が出始めている。
午後からが、きっと天気は悪くなるに違いない…。

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山小屋の裏=アンナプルナの麓で、そこはいきなりのゴロゴロ岩の場所。

ここからは天気が良ければ、アンナプルナが目の前一杯に広がる姿が見える筈だったのだが、ガイドさんの予言の通り、先ほどまでクッキリと見えていたアンナプルナはガスに包まれ始めていた。

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ゴロゴロ岩の脇は真下に向かってスパッと落ちる切り立った崖で、崖下にはU字型の氷河谷が広がっていた。

氷河谷の向こうに見えるのがアンナプルナ・ファースト(本峰)だ。

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もともと地質が大好きな私はこんな岩に囲まれた景色を見ると萌えてしまう性分なので、ここは私にとってかなり興味深い場所だったのだがこの場所には長居はできなかった。

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長時間滞在できなかったその理由は、寒さ。
写真からは寒さは伝わりにくいとは思うが、1分間動かずに立っているだけで、足の指先、手の指先が冷えて感覚が無くなりそうになる空気の冷たさ。

それでも、足をバタバタとさせながら5分はこの景色に見入っていたかな。

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この場所はアンナプルナの山々が良く見える場所で、観光客の展望ポイントであると同時にメモリアル・プレイスでもある場所で、写真のような仏塔がいくつか建てられていた。

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これらはアンナプルナを登山中に事故で命をなくしてしまわれた登山家の慰霊碑で、仏塔からはチベット仏教の5つの教えを現した五色の旗がたなびいていた。

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旗の色は赤、白、黄、緑、青で各色が神を表していて、順に太陽神、風神、大地神、樹木神、宇宙神(空神)を象徴しているそうだ。

山で亡くなった方々も、チベットの神々の腕に抱かれアンナプルナが見える場所で眠れるのであれば、ある意味、それが彼らの本望であったのではないのかな…という気もする。

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青い空、高き峰、そしてチベットの神々が織りなす風景はこの地でしか見れな貴重な景色。
私もそんな中で、ガイドさんと一緒に一枚パチリ。

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荒ぶる女神の抱擁-蛇の誘惑は甘い香り-へのコメント

animoさん  2018/02/14 23:08

アンナプルナBCから見えるマチャプチャレはポカラの町から見るのとちょうど真裏方向で、魚の尻尾型の尾根がよくわかりました。
ポカラの町から見える姿だけでも、感動しますよね。

チンくんさん  2018/02/13 13:50

ポカラから眺めていたマチャプチャレ、アンナプルナにはこのような景色が広がっているのですね!実用的な情報もたくさんあり、勉強になりました。

すみとさん  2018/02/07 09:58

現地で実際に経験している人の生の声は説得力がありとても参考になります!
私は男ですが女性特有の問題についても知っていれば配慮することができますので、そういったことも「自分には関係ない」ということではなく興味深い情報として読むことができました(^^)

animoさん  2018/02/07 00:13

今回の旅行記では山の景色以外にも高山病に関する内容やネパールの冬のトイレの様子なども盛り込んでみましたが、少しは役に立つ情報だったでしょうか。
寒冷地における電池の保温対策はいろいろあると思うので、今回の紹介は一例としてです。
女性の場合は下着のポケットの利用も可能ですが、汗が直接つかないようにする点など注意しなくてはならない部分も有りますね。

すみとさん  2018/02/06 11:20

トイレ事情やバッテリの保管方法等ちょうど気になっていた部分もあって色んな意味で興味深く読ませていただきました。
リンゴの登場にはこちらもホッと胸を撫で下ろしました(^^)


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メモ

☆国際線航空券
 タイ航空:124590円/1人

☆ABCトレッキング手配代金(ヒマラヤンアクティビティーズに依頼)
  1270US$/1人
  ・手配内容
  カトマンズ―ポカラ 国内線航空機チケット(ガイド同乗依頼)
  ポカラの宿2泊
  カトマンズの宿1泊
  6泊7日のABCトレッキング(ガイド・ポーター各1名)

☆ 観光
   ダルバード広場の入場料等

☆ その他
   お土産代(スーパーで紅茶等)

☆ 旅予算外費用:トレッキングの装備費用(参考)
  ダウン寝袋 46440円
  冬山用ダウンジャケット等冬山装備 75621円

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