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国境兵士はワイロを要求☆独裁者国家<中央アジアの北朝鮮>写真撮影もXXな国へ

メロンの日、首都以外の大病院は廃止、インターネット禁止、化粧の禁止…が法律で定められた国;トルクメニスタンへと行ってきました【地獄の門へ-3(Dashoguz編)】

国境兵士はワイロを要求☆独裁者国家<中央アジアの北朝鮮>写真撮影もXXな国へ

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国境兵士はワイロを要求☆独裁者国家<中央アジアの北朝鮮>写真撮影もXXな国へ

2018年のゴールデン・ウィークは御年74歳の母と共に中央アジアのトルクメニスタンとウズベキスタンへ。

ウズベキスタンと言えばシルクロードのオアシス都市のイメージがまず最初に頭に浮かんできますが、トルクメニスタンって…あんまり出てこないですよね。
それこそ、トルクメニスタンって何処にあるの?状態だと思います。

それもその筈。
トルクメニスタンは現役バリバリの独裁者国家で、外部に対して積極的には情報発信をしない国としても有名で、私自身も大学の図書館でトルクメニスタンの歴史や社会背景を調べようとしてもなかなか書籍が見つかりませんでした。

それでも調べていくとトルクメニスタンにまつわる情報は出てきましたが、その内容は首をかしげたくなるような話ばかりで、特にソ連から独立後に現在の政治の基礎を築いた初代大統領のニヤゾフ氏が制定した法律などは、その情報の真偽を疑いたくもなる物でした。
その内容を少しだけピックアップしてみると…、

・メロンの日を制定。(大統領の好物がメロンだったから)
・コレラやエイズについて市民が言及することを禁止 。(理由不明)。
・首都と大学以外の地方図書館を全て廃止。 (本を読みたきゃ、首都まで来い!)
・大病院は首都にあればよい。地方の大病院は廃止。(大病をしたら、首都まで来い!)
・TVのニュース・キャスターの化粧禁止。(民族の肌色こそが美人の基準)  
・インターネットの禁止。(外部からの情報遮断)…などなど

どう考えても、「これは、ありえない」と思うような法律ですが、どうやら本当にこのような法律が施行されていて、初代大統領のあまりの横暴政治ぶりに、諸外国からつけられた綽名(あだな)が「中央アジアの北朝鮮」。

で、今回の旅で実際に訪れたトルクメニスタンがどんな国だったのか…。
1泊2日の短い滞在でしたが、その様子を【地獄の門】と絡めながら綴っていきたいと思います。

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☆★ この世の果て〈地獄の門;Darvaza Gas Crater〉へ♪ 旅程 ☆★
□4/29 成田09:25-11:50仁川15:45-19:20タシケント(大韓航空)
□4/30 タシケント06:10-07:50ウルゲンチ(ウズベキスタン航空)
    ウズベキスタン→徒歩で国境越え→トルクメニスタン
    クフナ・ウルゲンチ遺跡→地獄の門へ(テント宿泊)
■5/1  地獄の門→国境越え→ヒヴァ
□5/2 ヒヴァ観光
□5/3 カラ巡り/カラカルパクスタン共和国
    ウルゲンチ21:00-23:45タシケント(ウズベキスタン航空)    
□5/4 タシケント観光 
    タシケント21:20-
□5/5 07:35仁川
    10:00-15:00 ソウル・トランジットツアー
    仁川17:40-20:00成田(大韓航空)

☆★ 2018 トルクメニスタン&ウズベキスタン旅行記☆★
・74歳の挑戦は中央アジアの北朝鮮!? 
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27963/
・人生初のテント泊は地獄の淵で
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27977/
・独裁者政権の国って…?
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28043/

【姉妹旅行記☆2017ゴールデンウィーク ゆるゆるウズベキスタン旅】
・闇両替も悪徳警備員も、どんと来い♪ http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/26626/
・夜行寝台列車はクリスティの世界
http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/26650/
・古のオアシスに微睡む夢
http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/26705/
・アレクサンドロスの追憶
http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27747/
・砂漠のユルタでキャンプ
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27813/
・生ける王が眠る青い古都
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27843/
・Win-Win詐欺★甘い話には裏がある
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/27869/

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御年74歳となる母とのゴールデン・ウィーク旅の行先はトルクメニスタンの砂漠。

普通に考えたら、気温が30℃近くまで上がる5月の砂漠にお婆ちゃんを連れて行くなんて、非常識と思われるかもしれない旅。
私自身も母が興味を示さなかったら、砂漠旅は諦めようと思っていた。

ところが母ときたら、私からトルクメニスタンのカラクム砂漠にある【地獄の門】の写真を受け取るや否や「行きた~い」の返事をLINEで送り返してきて、その場で旅が即決。
多分、砂漠の何たるかをあまり深く考えずに、母の持つイメージだけ(きっと砂の丘陵と駱駝の風景の中で燃える地獄の業火のイメージ)で返事をしたのだろうが、その楽天的なところが母の良さで、変な先入観を持っていなかったのが幸いしてか、無事に砂漠を旅をすることができた。

初めてのテント泊に、草原トイレ、そして砂漠でのBBQ。
砂漠での経験の殆ど全てが母にとって初体験だったのだが、どうやらその全てが彼女にとってはワクワクすることで、五感をフルに使い【地獄の門】を楽しんでいた。

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地獄の門へとやって来た昨晩は24時頃にテントの寝袋に潜り込み、アッというまに夢の世界へ。
そのまま朝まで爆睡かと思いきや、砂漠の夜は寒く、真夜中の3時に目が覚めて布団の中でもぞもぞ…。
身体の中から湧き上がる生理的欲求に耐えかねた私と母は、テントを出て真っ暗な草原の中へとお花を摘みに。

そして、そのついでに足を延ばした地獄の門は、漆黒の闇の中に浮かびあがる赤銅色に輝く深淵。
クレーターから沸き起こる熱気が空気を揺らし、闇の中の筈なのに、その景色が揺らぐ不思議。

私たちの踏む砂の音だけが聞こえてくる世界で、炎が湧きあがる地獄の淵の二度とは体験できないであろう時間を母と共に過ごした。

この日の旅行記の始まりは、そんな一晩を過ごした砂漠の夜明けから…。

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朝、目覚めたのは5時過ぎ。
砂漠の朝は冷え込むかと思っていたが薄手の長袖シャツの上に厚手のパーカーを羽織っていれば、寒さは殆ど感じない。
目覚めの水を一口飲んだ母と私は、テントを抜け出して地獄の門がある灰色の大地へと向かう。

朝の地獄の門は、真夜中に見た赤銅色の地獄の釜の風景よりはおとなしめだが、それでもなかなかの迫力。

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崖の上から炎の立ち上る穴の底を覗き込むと、明るい分だけその深さを感じとれる。

穴の深さは約20m。
つまり、ビル5階分程度の深さがある訳だ。

昨晩は闇夜の中だったので穴の際キリキリまで近づいて地獄の焔を堪能できたが、朝の光の中で改めて眺めると、崖の際の土壁のもろさがハッキリと分かり、恐怖感を煽る。

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地獄の門の周りを歩きながら、全体が分かるようにスマホでパノラマ撮影。

全体像として眺めると、天然ガスがすり鉢状となった穴底や崖壁から吹き出し、そこに着火した焔が絶えることなく燃え続け、【地獄の門】というその名の意味もよくわかる。
焔の蟻地獄・・・と呼んでも良いのかもしれない。

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ガイドさんの話によると「観光客による穴の中への転落事故は起きていない」とのことだが、本当なのだろうか。

焔で焼かれてもろくなった崖際の土壁は、つま先で軽く蹴るだけでぽろりと剥がれ、燃え盛る穴の底へと転がっていく。
焔は、その一息ごとに穴壁にダメージを与え続けている。

不注意な観光客が穴の崖際に寄りすぎ、その足元の地面がほろりと崩れ落ちた…なんていう事故も十分に考えられる条件だ。

実は転落事故は無かったのではなく、起きていても一晩で綺麗に燃えて炭化してしまい、何も起きていなかった…と言う事にしてあるのではないか…そんな邪念が頭をもたげてきてしまう。

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ゆっくりと周囲に明るさが満ちてくると、地獄の門の周りの地面の様子も良くわかるようになってきて、そんなところの観察も面白い。

砂漠の大地には小さな昆虫の姿もあったのだが、私の目を引いたのは動物の足跡。
この写真は四足動物の足跡で、足幅から推測するとサイズは柴犬位だろうか。
足跡の持ち主が砂漠狐ならば会ってみたい~となるのだが、この足跡を見つけた時に私の頭をよぎったのは、昨晩の真夜中に聞こえてきた砂漠狼の遠吠え。

地獄の門を眺めに来た人間たちが放つ美味しそうな匂いにつられて、夜中に狼が近くまで寄ってきていたのだとしたら…と考えたら、背筋がぞわっとした。

北米の国立公園では山でテントを張る時には、全ての食べ物や匂いのする人工物はテントから100mは離れたフード・コンテナと呼ばれる鉄製の大きなケースに入れて保管をするのがルールとなっている。
これは、たとえ人工的な匂いに引き寄せられた熊がキャンプ地にやって来たとしても、テントに眠る人が襲われにくくする工夫なのだが、地獄の門のあるダルバサのキャンプ地ではそんなことは全く考慮されていなく、狼の危険について何も考えていなかった私たちは自分たちのテントの中に化粧品やらいろんな匂いのする物を持ち込んでいた。

砂漠には巨大な熊は居ないが、砂漠狼がいる。
狼たちが集団で夜中にテントを襲ったとしたら…私達にはなす術はなかっただろう。

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そんな風にプラプラと地獄の門の周囲を歩いていたら、地平線から射しこむ一筋の光が目に入った。

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時刻は6時過ぎ。
日の出の時間だ。

夜の薄暗さを残す砂漠の灰色の大地が、太陽の出現と共に一気にオレンジ色に染まる。

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先ほどまでは存在しなかった影が砂漠のキャンバスに描き出され、母と私の姿も、こんなに足長に。

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国境兵士はワイロを要求☆独裁者国家<中央アジアの北朝鮮>写真撮影もXXな国へへのコメント

animoさん  2018/06/27 23:03

地獄の門があるトルクメニスタン。
彼国は日本人には敷居の高い国ではありますが、苦労をしてでも見る価値のあるプライスレスな場所でした。

大統領令により地獄の門が閉鎖される前に、是非、行ってみてくださいね。

kayakさん  2018/06/26 15:38

一枚目から大迫力の旅行記ですね!!こんなに近くで地獄の門が見れるとは・・・。怖いもの見たさでぜひ行ってみたいです。


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メモ

☆予算の内訳☆
【移動】
国際線航空券(大韓航空) 230000円/二人
国内線航空券(ウズベキスタン航空) 24000円/二人 

【宿泊】
タシュケント2泊、ヒヴァ2泊、地獄の門(砂漠キャンプ)1泊

【ツアー代】
地獄の門1泊2日手配(ウズベクフレンズ/在日本に依頼):1000US$/二人

【観光】
入場券、現地申し込みのカラツアー等、ウズベキスタンスムでの支払い
韓国トランジットツアーでの買い物
US$払い可能だった観光費・タクシー代等
ちょこちょこ買った小さなお土産(2人で15000円位かな)

【食費】
ランチ、夕食、チャイハナで休憩(支払いはウズベキスタンスムのみ)

【その他】
国境でのトルクメニスタンビザ申請時の費用138US$/二人

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