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インドの秘境:ラダック女子旅~4度目の正直/高山病は突然やってくる!

初めてのインド旅の行先はラダック-そこはチベット文化が今なお息づいている土地。でもインドの歓迎は甘くはなく、私を待ち受けていたものは、恐怖のアイツ!【ラダック女子旅-1  e-ビザ・持ち物・高山病編】

インドの秘境:ラダック女子旅~4度目の正直/高山病は突然やってくる!

インドの秘境:ラダック女子旅~4度目の正直/高山病は突然やってくる!

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インドの秘境:ラダック女子旅~4度目の正直/高山病は突然やってくる!

2019年の夏旅は、初インド。
夏は灼熱地獄で、女性に対する性犯罪率も決して低くはない国;インド。
私の旅先を知った友人や職場の同僚からは、どうしてそんなインドに?の声も聞こえました。
確かに、私たちが訪れた時もデリーの最高気温が40℃を超え、夏のインド旅はけっしてお気楽に旅する地ではないと思います。

それでも、私は夏の北インド;ラダックへと旅立ちました。
その理由は、ラダックに暮らすチベット民族と見たことのない広大な自然。
ラダックは本家本元(中国自治区内)のチベットよりも、より昔ながらのチベット文化が残る地で、2年前の冬にネパールのABCトレッキングでヒンドゥー教とチベット仏教が融合した文化を垣間見た私は、同じ仏教を信仰する民でもその考え方や生活習慣に大きな違いがあることに気が付き、より古代仏教に近いインドのチベット密教を取り巻く文化を知りたくなったからです。

しかし、標高4000mのチベット密教の地はそんな興味本位の軽い理由で訪れた私を優しくは迎えてはくれませんでした。
ラダックに到着4時間後、高山病の症状の1つである吐き気が私を襲い、胃がなにも受け付けなくなり、高度順応のためのレー市内観光時にもゲロリン♪を繰り返しました。
そして、2泊3日のガンダ・ラ・トレックでは衛生面の問題からくる下痢になり、モノを口にすると3分後には便意を催す危機的状況で、なかなか大変でした。

普通、そんな状況であったら「もうこんなの嫌!」となる筈ですが、どうやら根から楽天的な私はラダックが私に課した高山病も下痢も比較的簡単にクリアし、友人と二人で田舎の村でのホームステイや4950mの峠越えのトレッキングを楽しみ、ラダックでの田舎生活を満喫してきました。


【表紙写真の紹介】
ラダック女子旅-1の表紙写真は、この旅で一番感動した場所;Ganda la Pass(ガンダラ峠)。
友人と二人、4950m踏破の記念に五色のタルチョを奉納してきた思い出の峠です。
友人と歩いた峠道。
今回の旅は、この景色に出会うために旅に出たといっても過言ではない…
そんな気がしています。

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インドの秘境:ラダック女子旅~4度目の正直/高山病は突然やってくる!

★2019夏 インドの秘境ラダック ホームステイ&トレッキング旅 日程★
■6/29 NRT11:15-DEL17:00  AI307
    宿泊:Airport Hotel Ramhan Palace Mahipalpur
■6/30 DEL6:45-IXL8:20 AI445
    午後からレー市内観光
    宿泊:スカラ村ホームステイ
□7/1 下ラダックのゴンパ巡り
    サスポル村→アルチ僧院→ティンモスガン村
    宿泊:ティンモスガン村ホームステイ
□7/2 下ラダックのゴンパ巡り
    リゾン僧院→チュリチェン尼僧院→スムダチュン僧院→チリン村
    宿泊:チリン村ホームステイ
□7/3 ガンダ・ラ トレッキング 1日目
    スキュー(3366m)→シンゴ(4138m)
    歩行時間:6時間
    宿泊:シンゴ村ホームステイ
□7/4  ガンダ・ラ トレッキング 2日目
    シンゴ(4138m)→ガンダラ峠(4950m)→ユルツェ(4148m)
    歩行時間:7時間
    宿泊:テント
□7/5  ガンダ・ラ トレッキング3日目
    ユルツェ(4148m)→ジンチェン(3402m)
    歩行時間:3時間半
    チョグラムサル村の女性自立支援施設のフェルト人形工房
    レー市内を散策
    宿泊:Jig Gyas Guest House
□7/ 6  IXL 11:15-DEL 13:30 AI446
    DEL 21:15-8:45(7/7)NRT  AI306

ラダック内の手配(ガイド+運転手+宿泊):Hidden Himalaya

★2019夏 インドの秘境ラダック ホームステイ&トレッキング旅 旅行記★
【1】高山病・e-VISA・旅行準備
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29230/
【2】ガンダ・ラ トレック Day1
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29241/
【3】ガンダ・ラ トレック Day2
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29265/
【4】ガンダ・ラ トレック Day2&3
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29286/

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今回ラダックを一緒に旅した友人と私が繋がったのは約6年前の冬。
私が綴ったモロッコの旅行記を彼女が読んだのが縁で、インターネットを介して会話をしてきた。
2019年春になるまで実際に会う事は一度もなかったのだが、言葉を交わすうちにお互いの旅の嗜好や興味が一致することが分かり、いつか一緒に旅ができれば・・・とずっと思っていた。

(写真:私達が繋がるきっかけとなった旅ブログ 
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/18287/

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もともと今回のチベット民族を訪ねる旅は、最初の計画段階では旅のターゲットは中国内のチベット自治区を考えていたのだが、旅先として中国チベットを調べれば調べる程、私達の求めている旅とは方向性が異なる場所であることが明らかになり、それならば同じチベット民族が暮らす北インドのラダックはどうだろうか…という話になったわけだ。

(写真:その昔、ラダック王が暮らしていた王宮/Leh)  

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友人はチベットの民族文化には興味はあったものの、最初はラダックと云う地に若干難色を示していた。
友人が難色を示した理由の1つは、旅先であるラダック地方の標高。

ラダックの入口であり唯一の空港がある街Leh(レー)の標高はおよそ3650mもあり、レーから下った標高の低い下ラダックと呼ばれるエリアでもその標高は3000m以上と全般的に高い。

運動は得意でも今までトレッキングとは縁のない生活をしてきた友人は、日出づる国の最高峰である富士山(3776m)も登った事がなく、友人にとってはいきなり飛行機で3500mを超える標高の土地へ入ることは恐怖でしかなく、高標高が引き起こす高山病に対して非常に強い警戒心を抱いていた。

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高山病は標高3000mを超えたエリアで発生しやすくその症状が悪化すると脳浮腫を起こし、最悪の症状が出てしまった場合、生きては下界へと戻れなくなってしまうこともある。
今回の旅ではラダック全域が高山病の発症危険エリアであり、私達の様に平地のニューデリーからいきなり飛行機で3000mを超える地域へと飛ぶと、その発症リスクは格段に高くなると云われている。

だから友人は少しでも高山病の発症リスクを減らすために、旅の前に一工夫。
彼女の居住地近くの渡航外来へと行き、高山病予防に効果があるとされるDiamox(ダイアモックス)を処方してもらい高山域へと入る1日前から服用を始め、その効果もあり友人はラダックで高山病に悩まされることはなかった。

(写真のDiamoxは日本では緑内障治療薬としてのみ認可されている。
高山病予防の脳浮腫を抑制する効果は日本に於いて認められてはいないため、保健診療適用外であり、渡航外来専門クリニックでのみ入手できる)

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に友人にはラダックに関して(と云うよりもインドに対してだろう)心配事がもう1つあった。
インドには過去に2回訪れたことのある友人は、前回のインド旅で点滴が必要となる程に体調を崩してしまい、今回の旅でも体調の変化が心配だったようだ。

私自身は今までどこへ行って何を食べても大きく体調を崩したことはなく、今回だって大丈夫!と高を括っていたのだが、実際に旅の最中に下痢に見舞われたのは友人ではなく私。

2泊3日のトレッキングの最中にまさかの下痢。
トイレのない見通しの良いトレッキング道だったので、私に出来るのはお尻の筋肉をきゅっと引き締めて歩くこと。
これは、なかなかの修行だった。

(写真:ガンダ・ラ・トレック1日目:スキュ→シンゴ)

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そんな旅だったので、ラダックへの旅は辛かったのでは?と思われるかもしれないが、そんなことはない。
これは強がりではなく、本当の事。
友人も私も旅に入ったら、いつだってかなり前向き。
時おり現れる困難な局面すら笑いとばし、楽しんでいる部分もあった。

高山病は標高に順応すれば症状は自然に治るし、下痢だって薬効を考え服用の順番さえ間違えなければ寝ている間に治してしまう事も可能で、友人と私はラダックの田舎町でのホームステイでラダック猫とのコミュニュケーションを愉しみ、4950mの峠越えのトレッキングを完歩した。

(写真:チリン村のホームステイ先でネコとまったり過ごす友人)

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私たちの旅の大まかな日程はこんな感じで、前半の3日間はチベット密教のゴンパを巡り、夜はSkare村、Tinmosgang村、Chiiling村のご家庭でホームステイさせていただいた。

ホームステイの様子を短いYou Tubeに纏めたので紹介♪
https://youtu.be/Ax_NaYoewls

映像は上記の村ではなくトレッキング途中のシンゴ村での様子だが、こんな風にまるで家族の一員になったかのように迎えて貰えた。

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後半の日程は少しハードで、2泊3日で宿泊をしながら4950mのガンダ・ラ峠を越えるトレッキングに挑戦した。

友人はトレッキングは初心者だが、その昔は様々な運動に挑戦していたアスリート。
最初こそ、高標高を歩くのに多少四苦八苦していた友人だったが、1泊目のシンゴ村(4120m)に着く頃には「私、けっこう行けるかも…」と歩くことに自信を付けていた。

紹介動画は2日目のお昼に辿り着いたガンダ・ラ峠(標高4950m)の様子。
私達も一歩足を踏み出すごとに息が切れたが、長期トレッカー用の荷物を運ぶ馬やロバたちも息が苦しそうだった。

https://youtu.be/YWxoAW3klo4

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ラダックでのホームステイは、基本は一般のお宅に宿泊する。
私たちはレーの旅行代理店Hidden Himalaya(日本語対応)を通して、ホームステイのお願いをした。
唯一の都市部であるレーでは水道が来ているお宅もあるが、レーを離れると、そこは本当の田舎。

生活用水は川から直接汲むか、村の共同のパイプを流れる水を汲みに行く。
シャワーなんてある訳は無く、盥(たらい)に水を張る行水すらかなり贅沢な事だった。

現地の方が行水をするのは週に1回くらい。
だから、私達もそれに倣いラダックでのホームステイ中は太陽熱で温めたお湯を1回だけ準備してもらい、身体を洗った。

(写真:アルチ村の水場で盥に水をくむ女性)

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トイレは基本的にボットンなのだが、究極のエコ・トイレット。
トイレは2階建ての上階階部分にあり、2階床に開けられた長方形の穴から階下に向かって、ボットン。
使用後は砂を穴から落とせばOK。

年間降水量が80mmを切る乾燥気候のラダックでは、排泄物も砂をかければ匂いがしなくなり、その量がたまれば最高の有機肥料となる。

エコ・トイレの写真はレーの人気カフェ:Lala’s Cafeにて撮影

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メモ

【予算詳細】
・航空券 Air India 90696円/1人
・現地手配 74500円/1人
・海外旅行傷害保険 3410円/1人
・現地両替 50000円/2人
 (チップ、食事、交通費、宿泊費1泊分、土産代等)
・その他 6000円/1人
 (ステイ先への手土産、国内交通費等) 

支出合計:199696円/1人

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