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美女と野獣☆アズルー森のモロカン魔法/ガイドブックにはない素顔のモロッコ

今回の旅行記は、通常はあまり書かれない移動日編♪ 10時間半の移動日なのに、こんなに楽しくて、びっくりの1日を紹介します【アダルト娘と旅するモロッコ-5】

美女と野獣☆アズルー森のモロカン魔法/ガイドブックにはない素顔のモロッコ

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美女と野獣☆アズルー森のモロカン魔法/ガイドブックにはない素顔のモロッコ

2018年の年末年始は砂漠の国へ、アダルトを迎えた娘との二人旅。

モロッコと言えば、古の王が支配した古都のマラケシュやフェズ、そしてサハラ砂漠が有名で、せっかく日本からはるばるモロッコまで行くのならば、その両方を満喫したいと欲張ってしまうのがヒトと言うもので、私たち母娘も典型的なヒト族の一員。
2018年のモロッコ旅では、モロッコ北部のフェズ、青い村シャウエン、そして紅のメルズーガ砂漠を味わう旅を計画しました。

古都から砂漠への移動。
紙上のプランニングでは古都→砂漠と記すだけですが、実際にはこの2区間には500kmの距離があり、しかも、その移動手段は地上移動しかなく、古都と砂漠の双方を愉しむためには、9日間のモロッコでの滞在の貴重な1日を移動日として費やさなければなりません。

移動だけに丸1日が必要!!というと、旅人的な視点では「なんて勿体ないプランニング!!!」と思いがちですが、モロッコ旅では、行程次第とはなりますが、この無駄に思える1日が貴重な体験ができる1日へと変わります。
私たちもこの移動日が想定外に楽しくって、モロッコの新しい一面を見つけた1日となりました。

シャイニー・ゴールドのアズルー猿との出会いや、モロッコの土色の世界に突如出現するテーマパークみたいなイフレンの町、そして、なんでこんなところで海魚が美味しいの!?のミデルト。

モロッコの楽しみ方って、砂漠と古都だけではないのです♪

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☆★☆2018年末-2019年始 アダルト娘と旅するモロッコ☆★☆
【1】別室連行から始まるモロッコ旅:https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28693/
【2】知られざるフェズを探して:https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28714/
【3】青の絶景に瘴気の谷を見た
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28823/
【4】もふもふ =^_^= ネコ 歩き
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28952/
【5】黄金の野獣と・・・:
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29472/

      ☆★☆ 旅程 ☆★☆
□12/27 成田空港発22時のエミレーツ航空でモロッコへ
□12/28 カサブランカ空港着13時 モロッコ国鉄でフェズへ移動
□12/29 フェズ1日観光
□12/30 シェアチャーター車でシャウエンへ シャウエン観光
□12/31 シャウエン観光 シェアチャーター車でフェズへ
■1/1  モアイワン・アトラス山脈を越えてメルズーガ砂漠へ
□1/2  地元の暮らしを体験し、駱駝で砂漠の真ん中へ
□1/3  ノマドのお宅にホームステイ
□1/4  駱駝で砂漠を縦断し、Ziz谷へ
□1/5  エルラシディア空港9時のモロッコ国営航空でカサブランカへ
    カサブランカ空港15時発のエミレーツ航空で日本へ
□1/6  成田空港着17時半

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アダルト娘と母のモロッコ女子旅。

旅の序盤はモロッコ北部の古都を巡る旅で、モロッコの京都であるフェズ、そして青に染まる山間の村シャウエンを巡ってきた。

フェズでは道案内に金を強奪されるよう目には会わなかったものの(2012年のモロッコ旅ではかなり危険だったが…)それなりに絡まれたりと、モロッコの都市部ならではの体験をタップリと愉しみ、シャウエンではハシシの煙が漂う村の路地を歩きまわり、深い海の底を彷徨う魚の気分に浸って来た。

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そして、モロッコ旅の後半戦は砂漠へ。
この旅行記で紹介するのは、都市旅→砂漠旅へと移り行く移動経路でのお話。
つまり、フェズからサハラ砂漠(メルズーガ砂漠)へと、ただ移動するだけのお話だ。

移動だけのお話だなんて旅行記として成り立たないだろうし、車に乗っているだけでつまらなかったのでしょ!!
読んで下さっている方がそんな風に頭に思い浮かべているのが目に浮かぶが、実は、旅をした当人の私だって、プランニング時点ではフェズ→メルズーガへの移動こそがモロッコらしさを味わう旅になるだなんて、予想すらしてなかった。

だから旅計画を練り始めたばかりの初期のプランニング段階では、フェズ→砂漠への移動は夜行バス利用が有力第一候補で夜間の睡眠ワープ移動を考えていたのだが、砂漠旅のアレンジをお願いしていた現地手配会社(サハラ砂漠の風:URL https://sahara-breezetravel.com/)のスタッフであるKyokoさんから「この区間を夜間に移動してしまうなんて絶対に勿体ない。私ならば昼間を選ぶよ」とのアドバイスを受け、モロッコを知り尽くした彼女の意見ならば・・・と、その助言に従ってみることにした。

フェズから砂漠までのルートは、イフレン、アズルー、ミデルト、ズィズ渓谷経由する500kmを移動する乗車時間だけで8時間を要するロングドライブ。
ガイドブックでも殆ど詳細説明のないこれらの地域を経由するルートは、本当に昼間に移動する価値のあるルートなのか…。
旅の前の私には、この移動の1日が、吉とでるのか凶となるのかは予想すらつかなかった。

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そんなこんなでスタートしたモロッコ旅の5日目である2019年1月1日。
娘と私が目覚めたのは、フェズの宿であるリアド・サラ(Riad Sara)。

朝8時にリアドの中庭で朝食をいただく。
朝食は生絞りオレンジ・ジュースに、フルーツ・カクテル、クレープやモロッコパンなどが勢ぞろい。

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私たちがフェズでの最後の夜を過ごしたリアド・サラ。
リアド・サラは室内装飾が美しいことが有名で、私が予約サイトを利用して自力予約するのではなかなか手が届かない価格帯のリアドだが、現地に顔が利く手配会社経由ならば私たちの予算でも宿泊でき、更に1階中央の一番広くて内装も素敵なお部屋であるSuite el Baliを準備してもらえた。

基本的に海外の宿は、予約サイトで宿を予約する方が大手の旅行会社に依頼するよりも安いのが常識だが、モロッコの都市部の中級以上の宿は別。
“蛇の道は蛇”ではないが、ホテルの宿泊料金比較サイトもモロッコ人同士の繋がりには勝つことは出来ないらしい。

朝9時にリアドを出発。
この日は1/1の元旦なのでフェズのメディナは静かかと思いきや、イスラム教を主教とするモロッコでは西暦の元旦は意味を持たない日なので、街中は平常モード。
メディナの門を抜けて、一路メルズーガ砂漠へ向けて車を走らせる。

車のハンドルを握るのは、今回の砂漠旅のアレンジを引き受けてくれた“サハラ砂漠の風”の主催者であり、プランナーでもあるハミド。
ハミドとは6年前のモロッコ旅で知り合い、ハミドが来日した時には何回か会っているお友達の様な関係。
だから、車の助手席に座っても安心していられる。

通常、イスラム教の国で女性が男性ドライバーの運転する車の助手席に座るのは、安全対策上あまり好ましい事ではなく、私も信頼のおける車でない限りは、基本は後部座席に座ることにしている。

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フェズを出て暫くは幹線道路を走る。
道路の周囲の景色はモロッコの北部らしいオリーブ畑やオレンジ畑が広がる田園風景で特に物珍しいものは無かったのだが、40分が過ぎた位で車窓に広がる風景がガラリと変わってきた。

それまで茶色い土ホコリやペットボトルの空き瓶が舞っていたアスファルトの上にはごみ1つなくなり、道路脇には舗装された歩道が整備され、その奥に見える緑地帯溢れる庭を持つ家々は、まるで欧州の高級住宅街。

今まで見てきたモロッコの雰囲気とは正反対の街並みが現れたのだ。
あまりに急に風景が変わったので、砂漠の暑い空気が作り出した蜃気楼かと勘違いしそうにもなったが、車窓に見えるスイス風の町並みは全て本物。

この欧州調の街の名は、イフレン(Ifran)、モロッコでも一番地価、物価の高い町;イフレンだ。
イフレンはお金持ちの人達の別荘地として人気が高い街で、王族や政府官僚の方々、そして石油系のお仕事をしている成金の方の別荘が多くあり、モロッコ庶民の憧れの町だそうだ。

欧州風の各家々には留守を預かる管理人さん達が常駐しているそうで、日本でいえば半世紀前の軽井沢的な町に当たるのかもしれない。

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私たちがイフレンの町へと立ち寄ったのは、欧州風の住宅街を見る為ではない。
かつてモロッコに生息していたアトラス・ライオンと会うためだ。

アフリカで見られるライオンの大多数は南部サバンナの平原地帯に生息するが、アトラス・ライオンはアフリカの北限の森林部を好み、その別名はバーバリー・ライオン。
バーバリー・ライオンの黒いタテガミは長く、その体長はオスでは4m近くにも育つ個体もあったと云われる百獣の王の中の王で、その昔はイフレンの近くの森でもその姿を見ることができたそうだ。

野生のアトラス・ライオンの姿が最後に見かけられたのは1960年代。
今から約60年前に野生のアトラス・ライオンは絶滅したと云われている。

イフレンの中央公園にはそのアトラス・ライオンの姿の石像があり、イフレンの欧州風の町並みと共に強さの象徴でもあるライオンの石像は、モロッコ人にも人気だという事だった。

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かつてアトラス・ライオンが生息していた森があるのが、イフレンから車で30分ほどのアズルー(Azrou)。
一般的にはアズルーの森として知られる場所だ。

野生のアトラス・ライオンは居なくなってしまったアズルーの森だが、現在でも森には動物が多く生息していて、鹿などの野生動物が車道へと飛び出してくることも多く、道路脇には日本でも見かける【シカ、飛び出し注意!】の看板が立てられていた。

しかし【シカ】よりも注意看板の数が多く、そのデザインもリアルだったのが【サル】看板。
モロッコに猿?

アフリカの猿と言えば、ケニアなどで見られる大型のサルが有名、あんな奴らがこの地に居るのだろうか。

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残念ながらアズルーの森に生息するお猿さんは、大型ではなく小型。

だけれど、アズルーの森のお猿さんは世界的にも貴重な猿。
アフリカ北部のジブラブダル海峡付近にしか生息せず、バーバリー・マカク(Barbary Macaque)がその名前だ。

バーバリー・マカクの特徴は、輝く体毛。
大人の猿でもその大きさはニホンザルよりも一回り程小さく、その性格も非常に穏やかだと云われている。

アズルーの森林地帯に生息してたバーバリー・ライオンに猿のバーバリー・マカク。
その名前の接頭語にはバーバリーのいう言葉がついている。
一説によると、モロッコの先住民族ベルベル人のベルベルとバーバリーはその語源は同じらしい。
つまり、バーバリー・ライオンもバーバリー・マカクもベルベルのライオン・猿という意味になるのだろう

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アズルーのアトラス杉の森は野生動物の保護区となっていて、猿だけではなく他の野生生物も保護の対象となっている。

森の中へと足を踏み入れると、そこは野生の猿の楽園。
いくつもの猿のファミリーが思い思いの場所でくつろいでいた。

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躰のサイズが同じ位の2匹は兄弟なのか、同じころに生まれた友達なのか。

お互いに身体の毛をグルーミング。

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