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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

オトナの社会科見学☆通勤途中の乗換駅で見かけた1枚のチラシ。 ソレが私を女神の体内へと導きました。

深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

2019年の秋の始まり。
今年こそは、あの有名な秋桜が咲き乱れる河川敷を訪れ、流れる鰯雲の下でやってくる冬の前に花びらを揺らす満開のコスモスに会いに行きたいと思っていました。

しかし、私が訪れたあの日。
前日の朝まで秋風に吹かれ可憐に揺れていたコスモスはその根元からバラバラに引き裂かれ、約88,000平方mの広い荒川河川敷には、其処に秋桜の園があったという痕跡など何もなかったかのように流木やゴミがへばりつき、泥水が溢れ辺り一面を覆い尽くし、褐色の死の野原の様な姿に変わり果てていました。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

川の水が覆ったのは、コスモス畑だけではありません。
この日、コスモス畑を襲ったのは台風19号。
巨大な二本の腕を従えた台風19号は日本中に長時間にわたり大量の雨をもたらし、各地で川が氾濫させ、床上浸水や洪水を引き起こしました。

日本一の河川敷の幅を誇る荒川ですら、押し寄せる泥水が堤防の土手の最上部まであと2m弱の余裕のない氾濫危険水位まで泥水が押し寄せ、コスモス畑を壊滅させました。
台風19号の威力は、自然災害の恐ろしさをまざまざと私たちに体感を持って伝えたのでした。

(写真:土手の遊歩道の手すりに絡まる引きちぎられた秋桜。
堤防まで後もう少しの所まで水位が上がっていたことを示していた。
幾重にもぐちゃぐちゃに巻き付いたコスモスの茎が荒れ狂う川の濁流の強さを物語っていた)

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

台風19号が私たちに与えた大きな被害ですが、実はコレでも水害の被害は最小限に抑えられていたのです。
台風がもたらす洪水から私たちを護っていてくれたもの・・・それは、地下神殿。

もし地下神殿の守護がなかったら、関東地方の台風19号による被害は更に破壊的な状況となり、年末になってもまだその余波を引きずっていいたかもしれません。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

川の洪水から平野を守護してくれた地下神殿の正式名称は、首都圏外郭放水路。

過去の度重なる河川の氾濫による洪水への対策として国土交通省が日本の土木技術力の粋を集結し建築した施設が、首都圏外郭放水路。
その施設の規模も技術の高さも世界随一と云われる関東地方の護り神です。

台風19号が関東地方を襲った日、地下神殿は24時間体制で休み無くフル稼働し、神殿の女神はその体内に荒川水系の河川から溢れそうになった水を取り入れ、江戸川へと移し替え、関東平野東部を大きな洪水被害から守り抜きました。

そんな地下神殿ですが、最近、大きな変化が見られたようです。
その変化とは“深化”。

何がどのように深化したのか?

地下神殿の女神の71mにも及ぶ深い躰の奥底へ、Let’s 潜入調査!と相なりました。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

そう、あれは2019年の師走。
行き交う人々の足取りは忙しなく、辺りを流れる空気そのものが年末の12月だと感じられる頃。
通勤の乗換駅に置いてある1枚のチラシが私の目を引き寄せた。

そのチラシの写真は地下神殿こと、首都圏外郭放水路の貯水槽。
首都圏外郭放水路の貯水槽には数年前にその見学会に参加したことがあり、目新しい部分はさして無かったのだが、私の興味を引いたのは写真そのものではなく、写真の中央に置かれた言葉 “深化“。

“進化”ではなく、“深化”。
いったい “深化” とは何を意味するのか。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

チラシを手に取り読むと、どうやら首都圏外郭放水路で実施している見学会の内容に変更があったようで、今まで見学者には非公開であった地下神殿の心臓部も新たに見学ルートとして、一般人が見学できるようになり、更に平日限定だった開催日に土日祭日も加わったらしい。

ほう、それは、興味深いお話。
2016年開催の見学会に参加したときは、地下神殿;地下貯水槽(調圧水槽)を見せて貰ったが、肝心の地下神殿での滞在時間はたった10分だけで、若干、欲求不満気味。

あらたな見学コースにはどのようなモノがあるのだろうか。

新しく加わったのは、川から溢れ出した水が流れ込む巨大な深い縦坑と、航空機用に開発されたモーターの心臓部のタービンを見られる2コース。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

さっそく都圏外郭放水路のホームページへと遊びに行き調べてみた。

確かに、コレは深化かもしれない!

私がチラシを手にしたのは12月上旬。
すぐさま、12月の土日の予約状況を調べたのだが、さすがに私が行きたいと思っている新コースの予約枠にはもう空きがなく、12月の見学会への参加は無理だった。

それならば1月の見学会の参加しよう。
見学会の予約は参加希望日の1ヶ月前の午前0時にスタートする。
1月の最初の営業土曜日(1/12)を目指して予約開始時間である12/11の深夜0時にホームページにアクセスし、友人と私の分の2枠を確保した。

(写真、2020年1月14日以降の予約状況。水色部分が空席あり。土日はほぼ埋まっているが平日ならばまだ余裕のある日も・・・)

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そして、1/11土曜日の午後、友人と私は田んぼのど真ん中にある【国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所】の敷地へと降り立った。

4年前に来たときには公共交通機関でのアクセスが悪く、南桜井駅から日に数本のバスしかなく最寄り駅である南桜井駅から30分以上歩かねばならなかったのだが、最近は東武伊勢崎線の春日部駅始発のバス便(2本/1時間)ができ、アクセスも楽々。
春日部駅からは350円(WAON支払い可能)、所要時間30分弱で到着する。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

まずは少し早めについたので、友人に地下神殿の概要を説明。

実は、今回参加した見学コースは以前に来たときよりも施設に関する概要説明時間が少なく、事前にある程度どのような構造になっているのかを頭に入れておかないと、せっかく見学しても、その説明内容が何を意味しているのか理解しにくい。

(写真は周辺を散策時に河川敷で見つけた看板。
 発砲禁止・・・って、ここは山奥ではなく、埼玉ではなかったっけ?)

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

グランドの周囲や江戸川への排出口のあるエリアを散歩しながら、地下神殿の構造や原理を友人に説明した。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

そして14時、見学の開始だ。

私が申し込んだのは3コースある中で、一番見てみたいと思っていた巨大な落とし穴の立坑を見学できる【迫力満点!立坑体験コース】。

所要時間は100分で、落差のある階段を上り下りする体力を必要とするコースだ。
現在申し込み可能な3コースを紹介すると、
1. 気軽に参加できる!地下神殿コース 50名/60分
2. 深部を探る!ポンプ堪能コース 20名/100分
3. 迫力満点!立坑体験コース 20名/100分
の3コースで、それぞれ参加料金が異なり、
コース1が1000円、コース2が2500円、コース3が3000円だ。

12月にネットで参加申し込みをする時、私はこの見学費用にちょっと躊躇した。

だって、4年前の2016年に見学来たときは1.の地下神殿コースのみしか存在しなかったが、費用は不要だった。
それなのに、今では無料だった見学コースも1000円の参加料が必要となっている。
私が見たかった3の立坑コースは、更にその3倍の3000円と土曜日でもそれなりのランチが食べられてしまうお値段だった。

ねえ、国土交通省さん、いくら物価が上がっているとはいえ、ちょっと荒稼ぎしすぎなのではないの?・・・
と思っているのは私だけでは無い筈だ。

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深化!地下神殿の核心部を潜入調査☆女神の奥底へ【首都圏外郭放水路 2020】

まずは龍Q館と呼ばれる事務室や河川のコントロール・ルームがある本館で、説明員のお姉さんから地下神殿;首都圏外郭路の概要に関するお話;関東地方の地形の勾配のお話や首都圏外郭放水路の仕組みなどを聞く。

首都圏外郭放水路そのものと地下神殿と呼ばれる貯水槽に関する大まかな説明については以前に記した旅行記→https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/24967/ 
でかなり詳細に記録したので、今回の旅日記では省略。

この旅行記では、前回の見学会では遠くから眺めるだけで、今回、初めて足を踏み入れる、巨大な落とし穴の“立坑(たてこう)”をメインに書いてみたいと思う。

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メモ

【春日部駅からのアクセス】
 公共交通機関利用ならば、春日部駅(東武伊勢崎線)発着の公共交通機関利用ならば、春日部駅(東武伊勢崎線)発着の【イオンモース春日部バス】が便利
 時刻表:https://busde.com/business/aeon_kasukabe/

【見学コース】

1.気軽に参加できる!地下神殿コース 50名/60分 1000円
2.深部を探る!ポンプ堪能コース 20名/100分 2500円
3.迫力満点!立坑体験コース 20名/100分 3000円

【ランチのお勧め】旅行記には紹介はないですが・・・
女子旅ならば、春日部駅から徒歩5分のスペイン料理:タパスがおすすめ♪

【春日部駅での待ち合わせならば】
西口のカフェ;タリーズ

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