海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP  > 旅スケTOPチャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?の旅行記

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

イランってどんな国?イスラム教に縛られて女性に自由はないのでしょ?宗教改革で王様を追放した国でしょ?・・・噂に聞くそんなイランという国・・・ソレって本当のことですか【75歳の母と歩くペルシア-2】

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

1

2

3

4

次のページへ→
写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

2019年の年末から2020年の年始にかけての1週間、75歳の母と共にイラン・イスラム共和国を旅してきました。

母と私のイラン旅の始まりは、イラン南部のShiraz(シラーズ)という町で、日本(成田)からシラーズに到着するまでに要した時間は約24時間。
イランは、地理的には日本からは比較的近い位置にありながらも、旅をするには遠い国でした。

24時間(丸1日)、体を横にして眠ることができない・・・という移動環境で心配だったのは、75歳の母の体調。
母自身は気分的にはまだまだ60代のつもりですが、体はやはり年相応。
70代も後半に突入すれば、ちょっとした疲れから体調を崩してしまう心配だってあり、母の念願のイランなのに滞在中に体調を崩したら大変です。

そんなこんなで、娘の私は旅の始まりから旅の本筋とは関係の無いことでドキドキ!

一方の母はといえば、どうやらイランへの旅がやっと実現することに胸がときめいてしまって、日本を発つ前夜は夜中に幾度も目が覚めて、まるで遠足前の幼稚園児の如き状況だったようです。

幼稚園児の心を持つ母と、顔に出さない取り越し苦労を秘めた娘のイラン母娘旅。

本編が始まります。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

☆2019/12/28-2020/1/5 イラン旅日程☆
■12/28 モスクワ経由でテヘランへ
       SU263 & SU812
■12/29 国内線でシラーズへと移動
□12/30 シラーズ
□12/31 ペルセポリス
□1/1  イスファハーン
□1/2  イスファハーン&カーシャン
□1/3  カーシャン&アビヤネ村
□1/4   イスタンブールへ TK879
      イスタンブール トランジット観光 
□1/5   夜に日本着 TK052

☆75歳の母と歩くペルシア 旅行記☆
【1】悪の枢軸国へ  https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29714/
【2】チャドルを纏って即席美女!? https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29761/
【3】美しきもの、闇に輝く https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29767/
【4】砂漠の薔薇が花開く https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29780/

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

イランのテヘラン空港(エマーム・ホメイニー国際空港)への到着は2019年12月29日の深夜2時過ぎ。
和風に云えば、草木も眠る丑三つ時だ。

成田の出発は前日12/28の13時過ぎ。
モスクワまで11時間弱、そしてモスクワで4時間のトランジットを経てイランへ。

結構な長旅だった。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

飛行機がイランの大地へと車輪を下ろすと、飛行機に搭乗していた女性達は一斉にイラン・スイッチをON。
イラン・スイッチとは、西側諸国の常識を離れ、イランの女性のマナーを身につけると云うこと。

もともとイスラム教の方達は最初から準備OKなのだが、イスラム以外の宗教圏からきた旅人の女性は、イラン女性への第一歩として、まずは髪の毛をスカーフやマフラーで覆う事から始める。

母も私も手荷物の中からマフラーを出してきて頭を覆うように巻き付けて、前髪以外の髪の毛はしっかりマフラーの中にロック。

イランの入国審査では何を聞かれるかドキドキしたが、きちんとイラン・ルールを厳守した甲斐もあり、審査官の方は終始ニコニコの笑顔。
日本で申請した観光ビザの内容をPCで確認したら、Welcome to Iran !の言葉をかけてくれた。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

ターンテーブルで預け入れ荷物を待つ間、しばし、空港内の観察。
そして、いかにもイラン的なこちらのお写真を見つけた。

写真のお方は世界的にも有名な人物で、イラン革命の精神的指導者であるホメイニさんなのだが、どうしてこの写真がイラン的かって?

それは、イランはイスラムの国なのに、指導者の写真(偶像)が堂々と掲示してあるから。
イスラム教と言えば、偶像崇拝を禁止し動物のデザインや人物の肖像画は基本的には飾らないのが原則なのだが、宗教革命を経て現在の国家があるイランでは、そのルールが少し異なるようだ。

イランで多数派を占めるイスラム教シーア派独自の考え方なのかもしれないが、精神的指導者の偶像崇拝は禁止されるどころか、どんどん推し進められている感じがした。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

スーツケースをピックアップしたら、出口で私たちの到着を待っていてくれた運転手さんと合流。

今回の旅は母連れであるので「無理はしない!買える安全はお金で解決」が最優先項目。
国際空港であるテヘラン空港から国内線空港のメフラバード空港までは個人でタクシーを雇って移動することも可能だが、今回は、現地手配会社に専用車の手配を依頼しておいた。(現地手配旅行会社についての詳細情報は、旅行記-1にて紹介)

この専用車移動だが、今回の場合は、手配をかけておいて正解。
だって、このときの時刻は普通の人ならば深い睡眠中である早朝の3時。
空港の到着ロビーの両替商は営業していないし、イランでは他国発行のクレジットカードは使えない(イランで使えるのはイラン国内で発行されたクレカのみ)。
だから、もし自力での空港間移動を考えていたら、タクシーに乗るためのイラン現地通貨を入手するために、両替所の開店時間までテヘラン空港内に足止めされるところだった。

そして、タクシー内では運転手さんに10米ドル分だけ両替をしてもらい(予め手配会社に両替依頼済み)、当座のイラン現地通貨を入手した。
送迎車での両替レートは1米ドル=12万5000イラン・リアルで、ほぼ公定レートだった。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

母と私のイラン旅は、一筆書きの旅。
イラン(テヘラン)へと到着した初日に南部のシラーズへと飛行機で移動し、シラーズから6日間をかけて、ペルセポリス、イスファハーン、カシャーン、アビヤーネ村を旅し、テヘランまでの約1000kmを専用車で戻るルートだ。

この1000kmドライブ・ルートを選択した理由は、道中の景色の面白さ。
ルートの途中には海抜2000mを超えるエリアがあり、砂漠エリアと言えどもその景色は標高差で大きく異なる。
都市部を訪れ、歴史や文化を見るだけではつまらない。
その文化を培った環境;土漠や礫漠などの地形や地質の変化も含めて体験できる旅にしたいと思っていた。

ただ、専用車利用は経費がそれなりに高くなるのが難点。
旅の経費節約を第一目標とするならば、安価な夜行バスを利用して都市間を移動する方法もあるのだが、夜間移動ではせっかくの景色を見損なってしまうし、母を伴った旅では体力的な部分で無理があっただろう。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

テヘラン国際線空港→メフラバード国内線空港への移動は、車で約30分。
夜間で道路は空いていたのに30分もかかったと云うことは、日中の混雑する時間帯ならばその倍くらいの時間を要するのかもしれない。

メフラバード国内線空港のチェックイン手続きは、飛行機の出発時間の1時間前からなので、チェックインカウンター前の椅子に座って、休憩タイム。
空港内ではコーヒーやジュース、お菓子などの売店があり、早朝でも営業中だった。

私も先ほど入手したイラン・リアルでジュースを購入。
購入したジュースはなんとMinute Maid(アメリカ資本の会社)で、瓶の裏にはMade In Iranと表記されていた。
イランとアメリカは犬猿の仲とか云われつつも、こんな部分では上手に提携しているとは驚きだった。
両政府は仲が悪いが、民間ビジネスではコカコーラ社を含めアメリカ資本の商品ががっつりとイランへと浸透しているのが実際のようだ。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

テヘランからシラーズへの移動は、シラーズ行きのイラン航空の第一便。
搭乗開始は出発時刻の30分前。
飛行機に乗り込むと、ちょうど日の出の時間。

朝焼けに鮮やかに染まる空を眺めながらのテイク・オフとなった。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

飛行機が安定飛行に入る頃には、もうすっかり夜が明けて、空もクリア。

この日は真冬にして珍しく、テヘランからシラーズまでのその全域でほとんど雲が無く、イランの大地の様子が上空からもクッキリ。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

シラーズまでの飛行時間は1時間20分しかないが、ちゃんと朝食BOXつき。

BOXの留め具は、ペルセポリスの遺跡から出土したグリフォンをデザインしたイラン航空のシンボルマークを重ね合わせて。

このグリフォンを見るだけで、今、私たちはイランにいるんだ!!!とテンションがアップしてしまう。

写真を拡大する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?

視界がクリアだったので、機上からは眼下の景色がよく見えるのだが、その景色がちょっと意外だった。
イランと云えば茶色の砂色の砂漠や礫漠が国土一面に広がる油田の国のイメージだったのだが、その大地には大きな起伏があり、雪を頂く山脈の姿が続く。

夏は砂漠地帯では日中の気温が60℃を超える日もあると云うが実は石油が産出する砂漠エリアは国土全体の1/3しかなく、イランの最高峰の最高峰ダマバンド山の標高は富士山を遙かに超えた5610m。

そういえば、旧約聖書のノアの箱舟に出てくる箱船が流れ着いた山がアララト山で、そのアララト山があるのはイランとトルコの国境地帯。
イランって砂漠ばかりではなく、結構、自然が豊かなのだね。

1

2

3

4

次のページへ→
拍手する お気に入りの旅スケに追加 通報する

チャドルを纏って、即席ミステリアス美女☆イランに貞子は、いらん!?へのコメント


※コメントの投稿にはログインが必要です

メモ

【支出内訳】
国際線航空機:アエロフロート+ターキッシュ=255311円
イランの国内手配:1900米ドル
イランリアルへの両替:200米ドル 
イランとイスタンブール(乗継)観光・チップ・お土産など:約300米ドル
その他雑費:約2万円

新着スケジュール