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確率1%!ローズ・モスクの朝☆イランの絶景

1%の狭き門をくぐり抜け、バラ色に輝くローズ・モスクの絶景に会いにイランへと旅に出ました。【75歳の母と歩くペルシア-4】

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2019年の年末から2020年の年始にかけての1週間、75歳の母と共にイラン・イスラム共和国を旅してきました。

イランでの最初の滞在はイラン南部にあるShiraz(シラーズ)と呼ばれる、かつては都であった町。
シラーズは砂漠や礫漠が広がる原野にある町で、世界遺産のエラム庭園などが有名ですが、この町で私たちが一番行きたかった場所は、“Mosque of Nsir-ol Molk(薔薇のモスク: Rose Mosque)”と呼ばれる小さなイスラム寺院です。

昨今のSNSの普及で今でこそRose Mosqueと耳にすれば「モスクの室内全体がバラ色に染まるあの・・・」とその映像が頭に浮かぶ方も多いと思いますが、私がRose Mosqueの写真を初めて見た10年前にはまだその存在すらほとんど知られていませんでした。
世界的に知られていないどころか、ガイドの阪野さんがイランで生活し始めた十数年前には、イラン国内でも、シラーズにおいてすら、その知名度はほぼ無かったそうです。

現在、Rose Mosqueはイランの代名詞の1つとなるほど有名となり、世界中から大勢の観光客が、美しくバラ色に染まるモスクを一目見ようとシラーズに集まってきます。

でも、あの有名なバラ色の光景は、いつでもシラーズに存在するわけではありません。
窓のステンドグラスに射し込む光が寺院の床、壁に反射し、モスクの室内全体がバラ色に輝くにはいくつかの条件の合致が必要で、その条件が満たされるのは1年365日、1日24時間として計算すると1 %以下の低い確率となります。

ともかく、バラ色に輝くモスクの絶景は行けば必ず見ることのできる・・・という場所ではないのですが、母と私の旅はいつだって旅の女神様が微笑んでくれたのだから、イラン旅だって、大丈夫♪

旅の女神は今回の旅でも、母と私に最高の笑みを投げかけてくれました。

(写真:12/30 朝7:45 モスク内に朝陽が入り壁がバラ色に染まる瞬)

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☆2019/12/28-2020/1/5 イラン旅日程☆
□12/28 モスクワ経由でテヘランへ
       SU263 & SU812
□12/29 国内線でシラーズへ シラーズ観光
■12/30 シラーズ
□12/31 ペルセポリス
□1/1  イスファハーン
□1/2  イスファハーン&カーシャン
□1/3  カーシャン&アビヤネ村
□1/4   イスタンブールへ TK879
      イスタンブール トランジット観光 
□1/5   夜に日本着 TK052

☆75歳の母と歩くペルシア 旅行記☆
☆75歳の母と歩くペルシア 旅行記☆
【1】悪の枢軸国へ  https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29714/
【2】チャドルを纏って即席美女!? https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29761/
【3】美しきもの、闇に輝く https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29767/
【4】砂漠の薔薇が花開く https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29780/

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Rose Mosqueへと訪れる2019年12月30日の朝。
ホテルで目覚めてまず最初にしたことは、部屋の窓を開けて天気の確認。

天を見上げると、雲一つ無い快晴。
今日も素敵な1日になりそうだ。

朝食後の7:30にガイドの阪野さんと待ち合わせをして、タクシーでMosque of Nsir-ol Molk(薔薇モスク: Rose Mosque)へ。
Mosque of Nsir-ol Molkの日本語表記はマスジェデ・ナシィーロル・モルクとなる。

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モスクの門には二つの真鍮製のノッカーがあり、ガイドの阪野さんがそのノッカーを扉にぶつけてコンコンと鳴らす。
そして「違いが分かりますか?」と聞いてきた。

二つのノッカーの違いは、まずは、形。
一つはアルファベットのIの形で、もう一つはダイヤが丸みを帯びた形をしていた。
更に決定的な違いは扉を打つそのノック音で、I字型は低い音、ダイヤ型は高い音だった。

この音の違いは門の内側にいる人が、訪問者の性別を音(低音か高音か)で識別するシステム。
宗教色が強くイスラムの戒律が厳しい(と政府は表明している)イランでは、訪問者が男性の場合には扉を開ける人も男性、訪問者が女性ならば対応するのは女性と決まっていて、I型ノッカーは男性のお客様、ダイヤ型ノッカーは女性のお客様用とされていて、扉の内の人はノッカーの音の高低でお客さんの性別を聞き分ける。

それでは、訪問者が男女混合のグループだった場合には、どちらのノッカーで扉を叩くのか聞いたら、その場合には男性用のI字型ノッカーを使うそうだ。

他のイスラム教の国では、ノッカーにファティマの手などの魔除けの形を象っているのをよく見かけるが、イランでは装飾性よりもまずは実用性優先らしい。

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モスクの入場料金は50万リアル(約500円)とイランの物価(庶民の平均月収200米ドル)からみたらかなり高い金額だ。
イランの観光施設の入場料金は外国人とイラン人とで異なり、イラン人料金は外国人料金の1/5以下に設定されているという事だった。

これを日本で金銭感覚に置き換えるならば、京都を訪れてお寺を拝観するのに日本人は1000円、外国人は5000円の拝観料を1寺ごとにお納めする感覚に近いかな。
外国人観光客から1寺あたり5000円も頂いたら、普通の旅行者ならば、行くのをためらってしまうよね、きっと。

建物の全体的な構造は、モスクの中央には大きな池があり、その周りを回廊式に建物が取り囲むイスラム寺院の特徴的な形。
池には正面の南側エイヴァーンが映り込んでいた。

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そして、あの有名なRose Mosqueの部屋があるのが南面エイヴァーンに向かって右側(西)のエリア。

外側から見ていたら、この中にあの光景が広がっているなんて想像できないシンプルな建物だ。

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時刻は7:45。
ガイドの阪野さんは、少し早かったかな・・・と呟いていたが、そんなことはない!

モスクの室内へと入り込むと、もう朝の太陽光線がステンドグラス越しに部屋の中へと入り始め、真っ暗な室内に彩りを添え始めていた。

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時刻が30秒変化するだけで光の映り込む角度、形が刻々と変化していき、見ている間にどんどんと光の影絵の形が変わっていく。

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空間を支配する空気は静寂ではなく、この景色を見に来た観光客のどよめき。

モスク内の空気を振動させるかのような皆の感動が私にも伝わってきた。

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太陽は時間と共にゆっくりとその高度を上げていき、太陽の動きに従うように映し出される光の影絵の位置も、モスクの床方向へと伸びていく。

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私たちが寺院室内に入ったときには、中には10人ほどしか人はいなかったが、気が付けばあっという間に人の数は倍以上に膨れ上がっていた。

年末なので観光客の数が多いのは分かっていたがさすがに凄い人。
8時を回った頃には、私たちが朝一番にその輝きを見たつきあたり奥の空間は、中国語を話す方々に占拠され、なかなか他の観光客が入り込めない状況が続いていたようだ。

日本からの団体ツアーの方も多く、日本語も周囲から普通に聞こえていた。

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私は、できるだけ他の方の写真に入り込まないように、邪魔にならないような位置での写真撮影。

母も私も記念撮影的に自分が映り込むよりは、目の前の景色そのものを目の中に、脳裏に記憶として残しておきたいタイプなので、自分が写らなくては・・・と拘る気は全くない。

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メモ

【支出内訳】
国際線航空機:アエロフロート+ターキッシュ=255311円
イランの国内手配:1900米ドル
イランリアルへの両替:200米ドル 
イランとイスタンブール(乗継)観光・チップ・お土産など:約300米ドル
その他雑費:約2万円

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