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還暦アワイチ…もう二度と行かない

40年ぶりにアワイチしてきました。一泊二日。だけど、もう二度としたくありません。無理です。

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 いまさらアワイチの旅行記もないもんだが、自分の記録として残しておきたい。
 40年前、三月末の定例行事だった、自転車で淡路一周。そのころはアワイチなんて言葉はなかったし、まだ淡路ユースホステルがあった。なにより、若かった。今や還暦を一年過ぎ、デスクワークでなまりきった脚、「老体に鞭打って」という言葉がよく似合う淡路一周なのであった。

 ここがスタート、明石の船着き場です。ここまでも、家内に車で送ってもらった。

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 船にもよるが、自転車置き場のように自転車を立てておくスタンドが並んでいて、便利になったものだ。自転車はそれぞれヒモで固定される。片道料金は大人一人580円、自転車一台250円。

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 これが愛車。ブリジストン社のダイヤモンド。走っているとたくさんの自転車に追い抜かれ、すれ違いもしたが、こういうタイプの自転車には出会わなかった。
 それもそのはず、この自転車が発売されたのは43年前。約40年間、実家の納屋で輪行袋の中で眠っていたのだが、今年の四月五月、在宅勤務の空き時間に復活させた。チェーンやタイヤ、ワイヤーなどを取り換え、磨き上げ、できるだけ当時のままに再現。
 ところが防犯登録ができない。自転車販売店では、自店で売ったものしか登録しない。もしも盗難品だったら登録してしまうといけないからだそうだ。あちこちの自転車屋を回ったが、どこでも断られた。最後にもう一軒、と思って入ったショップで、店のご主人が、どんな事情があるの、と聞いてくれた。
 40年前に買ってもらったこと、当時は防犯登録なんてシステムがなかったこと、この自転車に乗りたいこと。そう話すと、ご主人は言った。「それ、ダイヤモンドだね。よくそんなにきれいに残ってたもんだ。防犯登録、したげるよ。」
 こうして愛車は晴れて私の自転車として登録され、保険にも入れたのだった。

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 岩屋港から走り出し、すぐに淡路観音が見えてくる。飛行機からもよく見えるやつだ。今では持ち主もなく、もうすぐ解体されることになっている。

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 遠く紀淡海峡を望む。左は紀伊半島、右は淡路島の由良。間の島が友が島で、ラピュタの島としてマニアの間では知られている。
 岩屋から洲本までは海岸沿い。この老体でもさほど苦労せず走れた。もちろん走り屋さんたちにはビュンビュン抜かれるのだが。
 にしても暑い!! 洲本で昼食をとろうとしたが、暑さで食欲がない。スーパーで涼みながら、バナナやゼリー状のものばかり。この先に食料を売る店はないと見て、少し買いだめしておいた。実際、次は福良までコンビニはない。ときどき自動販売機があるだけだった。黒岩の水仙郷に食堂があるが、開いている保証はない。

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 由良のバイパス。昔は狭い港町の中の細い道路を縫うように進んだもんじゃが、いつの間に。
 ここで初めて自転車から降りて押した。

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 道なりに進むと、道は山の方に入っていく。ご丁寧に「アワイチ」という標識が立っている。三、四年前だかなんだかに、こういう標識などが立てられ、「アワイチ」が世に広まったとか。
 自転車ばかりでなく、バイク、車など、けっこうな数が走っている。逆打ち(反時計回り)の自転車はあまりいない。みんな眼下に海が見えるコースを選ぶからだろうか。

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 この表示が出てきたら「ナゾのパラダイス」方面を選んでください(笑)。
 もうこの辺から押しでした。

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 えーかげん押したと思ったら、こんな励ましが。さあ半分来ましたよ、あと1キロほどですよ、だってさ。
 まあまだこれは第一の峠越えなので、押しといえどもまだ元気。

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 ナゾのパラダイスに到着。ヘルメットに紫外線防止のサンバイザーを付けています。

 よっしゃ、ここからは下りじゃぁ、と

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思ったのもつかの間、また上り。しばらく押して、ここが本当の峠です。
 この峠を下りきると、防波堤道路を12キロ、沼島がだんだん近づいて…こない。昔、北海道の留萌からの北上ルートで、天売、焼尻島が走っても走っても同じ場所に見えていた、あの感じ。まあそれでも、こぎ続けていればいつか着くもんです。

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 と思ったら、そうもいかなかった。沼島汽船のある灘の港町からまた峠越え。脚がだいぶやばい。
 やっとの思いで阿万に出たら道の選び方を誤ったせいか、また山越え。結局3つも峠を越えて、福良に着いたときには両脚がつってしまった。福良に宿をとれなかったので、あと10キロ、もう一山超えて阿那賀まで行かなくてはならない。もう走れない。どうする。

 ここはひとつ、金で距離を買おう。タクシーだ。幸いそこにタクシーがいる。
 料金を聞くと、阿那賀までなら4000円になると言う。今夜の宿代と同じくらいだ。それはちょっとなぁ…といったんタクシーを離れたが、運転手さんからの新提案。阿那賀までの半分、上りだけなら半額の2000円で行ける。あとは下りだから走ればいい、と。なるほど。いい案だ。
 そこで前輪と後輪を外し、涼しい車内へ。淡路鳴門自動車道の手前で降ろしてもらった。2000円になる直前でメーターを止めてくれたが、それからもだいぶ走ってくれた。感謝。
 そこから、痛む脚をだましながら、気持ちよく下って阿那賀町阿那賀まで。ところが、予約していた民宿は阿那賀町伊毘。タクシーを降りてすぐの所だったのだ。どうしよう。伊毘までの道は、さっき下った道。もう無理だ。日もとっぷり暮れた。
 結局、宿に電話して軽トラで迎えに来てもらった。自転車乗りにはあるまじき行為だが、背に腹はかえられぬ。無理だもの。

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