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実質、人は70%クラゲ

ねぇねぇ、ネットで話題になったあの電車の広告、見た? ほら、赤と白の二色刷りが車内を占拠したっていう噂のヤツ・・・

実質、人は70%クラゲ

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うだるような夏の日、いつものように通勤電車に乗った。

電車の中は通勤客で混雑し、外気が流れ込んだ車両の中は
空気が重く、淀んでいた。

今日もまた、この電車に揺られるのか・・・と、
投げやりに目を彷徨わせた私だったのだが、
その視線が宙で制止した。

目線の先にあったのは、
赤と白でジャックされた車内広告。

全てが赤と白のツートン・カラーの文字だけの
写真は一つもない非常にシンプルな広告だが、
その、メッセージ性は強烈。

その文面はどれ一つとして同じものはなく、
赤と白のコントラストで彩られた文字に
浮かび上がるメッセージは、フレーズまるごとが
そのまま脳裏に焼きついた。

車両ジャックをした広告主は、すみだ水族館。

水族館の発したメッセージは、
乾いた砂漠に吸い込まれる命の雨水のように
日々の生活に疲れ切った心の中へと染みこんでいった。

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あの日の朝、電車内で目にしたすみだ水族館のメッセージ広告はなかなかユニークで独創的。
感染症の蔓延に疲れ厳しい顔付きで乗り込んで来る乗客達が、車両内の壁や吊られた広告に気がつき、そのほんわかしたメッセージに気がつくと、ふっとその表情が和らぐ、そんな効果を持っていた。

水族館の発したメッセージは数多くあり、全ては覚えていないが、こんな感じ↓↓↓
・クラゲは決してあなたを否定しない
・可愛いいきものはたくさんいるけれど クラゲは泣ける
・Jelly FishのJeでもう好き
・クラゲは裏切らない
・目の前にクラゲがいる それは春の朝みたいに幸福なこと
・クラゲを見て クラゲ以外は後で見て
・三文字の日本語の中で クラゲが一番かわいい
・美って漢字、クラゲに似ているね
・クラゲは愛、クラゲは未来

その中でも、私が一番インパクトを受けたのが次写真に挙げたメッセージで、
【クラゲはほとんど水。人の70%は水。実質人は70%クラゲ】
というモノ。
コレをみて“あぁ、そうか。ワタシ、クラゲなんだ・・・。と妙に納得。

久しぶりに友達に会いに行くか・・・。
そんな気分になった。

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広告主のすみだ水族館があるのは、東京都。
この広告が電車内にあった頃、東京都の新型コロナウイルスの感染者数は日々うなぎ上りで、感染者数が300名オーバーとなり、400名に達しようかとしていた頃;いわゆる第二波のピークだったらしいと言われていた時期。

さすがにそんな状況では、水族館に行くのは難しいと思いしばらく様子を窺っていたのだが、8月も後半に近づくと少しずつ様子も落ち着いてきたので、クラゲに会いに行くことに。

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すみだ水族館を訪れるのは今回が2回目。

入館料は前回は確か2000円だったはず・・・と思い公式ホームページを見ると、なんと値上げをしていて2300円。
そんなに広くはないすみだ水族館で2300円はちょっと高いよね・・・というのが正直な感想だが、感染症対策で入場者数を制限している現状では、値上げもやむなしだと納得するしかない。

しかし、実はすみだ水族館の入館料については裏の手段でちょっとだけ割引価格で購入できる手段がある。

ソレは、年間パスポートの購入なのだが、正規のルートで窓口で年パス(窓口価格4600円)を購入しても割引にはならない。
ここで利用すべきは株主優待の制度で、ネット上では複数枚をまとめた株主優待券がそれなりの価格で売られていて、今回はフリマサイトを利用して2枚の年パスを3300円で入手。

一人1650円で、1年間有効の年パスが入手でき(1回の入場券2300円よりも安価だし!)るだなんて、クラゲが大好きな私にとっては最高のチケットとなった。


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そんな事前準備をしながら訪れたすみだ水族館。
時間ごとに入場制限中なので、館内は空いているかと思っていた。

館内の至る所にソーシャルディスタンスの確保を呼びかける表示があり、ここは水族館らしく、水生生物がディスタンスの指標となっていて、Three Penguins Distanceを推奨していた。

すみだ水族館で飼育されているペンギン一羽の身長が約70cmなので、ペンギン3羽で約2mで、隣の人とはペンギン3羽分のスペースを空けてね♪ということだったが入場制限をしている割には館内は混雑していて、とてもThree Penguins Distanceをキープするのは難しい状況。
感染防止に対しては個人個人が最大限注意するしかない状況だった。


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夕方にすみ水族館に到着した私達がまず最初に向かったのは、今年2020年の7月に新設されたクラゲの飼育施設であるビッグ・シャーレ。

電車内で見たキャッチコピー【クラゲを見て クラゲ以外は後で見て】が頭に刷り込まれていたので、水族館に入場したら迷いもなく足はまっすぐにビッグ・シャーレへと向かった。

ビッグ・シャーレを前に立った私たちの眼下に広がったのは予想以上の光景で、無数のくらげが大きな水盤の中をゆらりと揺蕩う光景

その様子をYou Tubeにアップしたので、よろしければ、どうぞ♪
ミズクラゲの浮遊↓
https://youtu.be/XlT4-xgqk58

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実質、人は70%クラゲ

1ヶ月前に新設されたビッグ・シャーレとはその名前そのものの飼育施設で、水族館の床面に置かれた巨大な長径7mのシャーレ状の水盤水槽のこと。

シャーレという単語から思い浮かべるのは、小中学校の理科や生物の実権で用いた平たい円形のガラス皿だが、水族館のビッグ・シャーレは扇型でその水盤水槽の中でクラゲを飼育している。


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なんだ・・・
ソレって、ただ平たいクラゲ水槽を床置きしただけなのでは?

確かにそうとも言えるが、クラゲの水槽を床置きして、眺めるなんていう発想は今までとこの水族館でも取り入れてなく、斬新なもの。


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シャーレ型のクラゲ水槽の一部には透明な板張りの天井があり、天井板の上に来館者があがり、足下のシャーレ型の水槽の中を漂うクラゲの様子を見ることが出来る。

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水の流れに浮き沈みするゆらゆらと揺れるクラゲが足の床下を漂う様子を眺めるのは、海中探査船の船内に乗り込んでいるような感覚。

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まるで、透明仕様の球形のボールの中に潜り込み、クラゲが泳ぐ海の中へ放り込まれた気分だった。

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クラゲが浮遊するクラゲ水槽のビッグ・シャーレ。  

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