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蕎麦畑のほっこりトトロで にっこり笑顔/祝☆がんばった50年♪

金婚50年って、私ではないよ。両親の話。コロナでそんなお祝い気分もすっ飛んでしまったから、娘からのプレゼント♪山形にトトロに会いに行こう~

蕎麦畑のほっこりトトロで にっこり笑顔/祝☆がんばった50年♪
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With Coronaの生活スタイルが始まって、半年。

老齢期が罹患すると命の灯を縮めるかもしれないと言われる中、
息を詰めて生活しながらも、少しは彼らとの付き合い方も学んできた。

でも、いつまで息を潜めていれば良いの?
ウイルスに感染するのが怖いから、家にずっと引き籠もっている?
でもソレでは、つまらないよね。
せっかく生きているのだもの、楽しみだって欲しいかな。

それに今年はちょっとだけ特別な年。
だって、結婚して50年の節目の年だよ。
なのに、楽しみにしていたアニバーサリー旅がキャンセルだなんて、
あんまりじゃない!!!

↑↑↑は、日本海から吹いてきた風が教えてくれた秘密の呟き。

よし!
それならば、大して財力の無い娘だけど、少しは力になりましょ♪
大々的な金婚式のお祝いとは行かないけれど、温泉でのんびり1泊くらいならば娘の私に任せて貰っても大丈夫。

行き先は、流行の中心地である関東からはアクセスの悪い山形の蔵王温泉。
蔵王はその昔、もう30年以上前に毎年のように家族でスキーに行っていた想い出の地。
とろりとした白濁した湯が、ひっかき傷口に沁みて痛かったよね。

久しぶりに親娘水入らずで、温泉旅と参りましょうか。

---2020・9月 祝☆50年☆おめでとう♪ 姉妹旅行記---
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30067/

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2020年初頭から始まったコロナの嵐。
その嵐はもれなく我がファミリーへも影響を及ぼし、金婚式を迎えた両親のアニバーサリー旅も嵐の渦に巻き込まれ、どこかへと飛ばされてしまった。

コロナ渦なのだから仕方が無い・・・そう云ってしまえばソレで終わり。
でも、金婚ってそんな一言で片付けられる軽いモノではなく、山あり谷ありの50年間を過ごしてきた夫婦の記念の節目の年。
せっかくなのだから、少しでも記念となるイベントをしたいよね?

コロナが少しでも落ちつくタイミングを探っていたお節介な娘は、9月の初頭に両親に連絡を取り、温泉旅にいかないかと誘ってみた。
勿論、コロナの流行状況の変化によっては、中止せざるを得なくなることも想定して二人への金婚のプレゼントと言うことは内緒。
だって、又、行けなくなって、ガッカリしたら申し訳ないからね。

行き先は、宿泊地のみを決めて、2日間の動き方の詳細は父にプランニングを委託。
気ままなドライブ旅なので、夕方までに蔵王温泉に辿り着けばOKというお気楽な旅だ。

父が1日目のメインの行き先として選んだのは、山形県の酒田。
酒田と云えば有名なのは江戸時代の北前船で、その北前船を牛耳っていたのが、酒田の本間一族だと言われている。

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酒田の本間家は日本最大の大地主と呼ばれた一族で、その始まりは江戸時代。

初代が雑貨屋から商売を始め、商才が豊かであった一族はグングンと家業を成功させ、雑貨屋の次は米屋、そして金融業に幅広く手を広げ(もちろん、藩主にもガッツリとお金を貸したことは言うまでも無い)、更に三代目の時には塩害に苦しむ酒田の農民のために海砂の防砂工事や貧民救済事業を本間家の私費で行い、また、藩の財政再建のためのブレインともなり庄内藩に貢献したことから、商人でありながらも石高300石の武士にも取り立てられている。

酒田には「本間様には及びはせぬが、せめてなりたや殿様に・・・」の唄が残っていて、江戸時代の本間家の栄光は藩の殿様をも凌ぐモノだったそうだ。

そんな酒田旅を歩き始めは、酒田の代名詞でもある〔山居(さんきょ)倉庫〕。
車は倉庫付属の無料駐車場に置くことができる。 

山居倉庫があるのは最上川の河口で、酒田港の入口だ。

通常、米倉と言う言葉からは何の変哲も無い殺風景な物置のような場所を想像するが、山居倉庫の米倉はとてもスタイリッシュ。

黒壁とその脇に立ち並ぶケヤキ並木が印象的な倉庫だ。

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そんな山居倉庫だが、倉庫としての歴史はそんなに古くはなく建築されたのは明治時代。
この倉庫が有名となった理由はその規模で、建築された明治時代から現代まで続く日本一の規模の巨大米蔵だそうだ。

フォトジェニックなケヤキ並木沿いに建てられた土壁と黒い木壁の山居倉庫は、ケヤキの緑が風に揺れ、烏の黒羽のような倉庫の色との対比が美しい。

ケヤキの木々は景観のために植えられたのか?と思いがちだが、倉庫脇のケヤキ並木には意味があり、大きく葉を茂らせたケヤキの木々は倉庫の保管米を冬の寒さや風から守る役割を果たし、また強い西日で倉庫内温度が上昇するのを防ぐ働きがあるそうだ。

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倉庫の建築様式は和洋折衷。
湿度・温度の調整機能が高く防火性能の高い日本古来の建築様式の土壁、そして風通しの良い木壁、更に頑丈な西洋倉庫の技法である三角形を基本としたトラス構造が山居倉庫には採用されている。

また、倉庫の屋根の上に視線を移すと、倉庫の屋根が空間を挟んだ二重構造であることが分かる。

この二重屋根は土蔵と屋根の間に隙間を設けることにより通風をよくし、倉庫の中に積み重ねられた米俵から発せられる熱の放散と、屋根に溜った熱がダイレクトに倉庫内部に伝わるのを防ぐ構造とのことで、米の収穫時期の9月になっても残暑が厳しい酒田の気候を考えられた造りになっていた。

明治時代から約150年間、大事に使われてきた山居倉庫は現役の米蔵であり現在は酒田のJA(農協)が管理し、蔵の内部には近代的な管理装置も導入して、今年に収穫された庄内米の保管に利用されている。

因みに、明治時代に倉庫建築の為の資金繰りをしたのは、前述した北前船を牛耳っていたと言われる酒田の本間一族で、酒田旅はこの“酒田の本間家”を軸に進んでいく。

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酒田はその昔は北前船の拠点として「西の堺・東の酒田」とも呼ばれた海運業で発達した町で、その海運を上手に利用し商売の幅を広げていったのが、酒田の豪商の本間家。

「でも、そんなのは今から数百年前の江戸の大昔の話でしょ?」と思うかもしれないが、実は今でも酒田の本間家は健在で、三代目が建築した武家屋敷やその家名を冠した本間美術館が酒田には現存している。

この武家屋敷を建築した三代目の本間光丘は商人でありながらも武士としての地位を藩主から授かった人物で、彼が作った屋敷が武家屋敷と商人屋敷の折衷な家。

このお屋敷は〔本間家旧本邸〕と呼ばれ、表が書院造りの武家屋敷仕様でありながらも台所などがある裏側が家族や使用人が利用する商家造りの家で、その家が現在一般公開されている(見学料:大人800円)。

武家屋敷仕様の正門に覆い被さる赤松は“門かぶりの赤松”と呼ばれ、その樹齢は400年。
藩主や殿様といったお偉方しか潜ることの出来なかった本間家の門を護り続けてきたそうだ。

(山居倉庫→本間家旧本邸&お店までは徒歩10分の距離)

本間家旧本邸の邸宅内部はカメラ撮影禁止なので写真はないが、高級なヒノキの木材を多用し欄間が美しい武家屋敷とその後方の庶民的な商家造りの室内の対比が興味深かった。

また、商家造りにある御勝手(台所)が板張り床なのも、ちょっとしたエゴが垣間見えるポイント。
江戸時代には板張り床の台所は武家屋敷の特権であり、商人以下は土間造りの台所しか許されなかったのだが、あえて商家造りのエリア内の台所に板張り台所を持ってくるあたりが、さりげなく本間家は商人ではあるが、武士でもある!と自己主張をしていて、当時の微妙な階級意識が垣間みれた気がした。

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更に武家屋敷エリアの屋根瓦も自己主張が激しく、これでもかというくらいの本間家の“本”の紋章。

これは下手な鬼瓦よりも迫力があり、屋根を見上げる人にインパクトを与える。

宿公式サイトから予約できる“注目ホテル”

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写真は書院造りの武家屋敷部分を外から撮影したモノだが、此処だけ見たらとても商人の屋敷には見えなく、武家の家。

この本間家旧本邸は江戸時代から昭和20年まで本間家によって守られ、その後は町の公民館として利用され、現在の様な史跡となっている。

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三代目が建築した武家屋敷の向かいには本間家が商人として商をしていた別邸の“お店(たな)”が現存し、本間家旧本邸の見学チケットでその内部も見学できる。

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お店内部は写真撮影OKなのだが、いわゆる江戸時代の倉庫兼ショップなので、お店内部の雰囲気は大広間的な感じ。

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江戸時代から大正時代まで本間家で使用されてきた看板や用具の展示があり、当時の商売の様子が想像できる物品が多かった。

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本間家の使用人や家の外回りで使うモノには、屋根瓦と同じ本間家の家紋である“本”のマーク

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