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Pandemicな夕景に想う今昔

世界遺産の白神山地といえば、奥深いブナの森!が代名詞ですが、実は海も山の楽しめます♪【2020.7月 白神山地を歩く-3(与田村&暗門の滝 編)】

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白神山地・・・といえば世界遺産のブナの森。
青々と水分をたっぷりとの蓄えたブナの葉が森を覆い尽くし、しっとりと濡れ、フワフワとした軟らかい土壌からは香しい大地の香りが漂ううっそうとした森のイメージがありますが、実は白神山地とは、森だけではないのです。

そのエリア内には海岸線もあり、2020年の5泊6日の東北旅では世界自然遺産の森とまだあまり知られていない海岸線を旅してきました。

白神山地-旅行記3で紹介するのは白神山地の海岸線エリアで、隆起床海岸などの珍しい地形もありGeo Parkとしても興味深い場所です。
また、このあたりはJR五能線が走る風光明媚な海岸線として有名で、東日本で一番短いトンネルがある場所としても知られています。

そして、この海岸エリアで宿泊した場所が、その昔に“与田村”と呼ばれたことのある村。

白神山地を歩く旅行記-3は、かつてこの村で起きた12年後の日本の未来を予兆させるような事件から始まります。

☆★☆2020.7月-白神山地に癒やされて-旅程☆★☆
□1日目:角館 武家屋敷 内町・外町さんぽ
     白神温泉ホテル
■2日目:二ツ森、十二湖(白神山地)
     トレッキング
     民宿 汐ヶ島
■3日目:暗門の滝(白神山地)トレッキング
     大秋温泉 ブナの里 白神館
□4日目:岩木山 トレッキング
     嶽(だけ)温泉 小島旅館
□5日目:八甲田山 湿原さんぽ
     酸ヶ湯(すかゆ)
□6日目:奥入瀬渓流 さんぽ
     大湯環状列石

☆★☆2020.7月-夏旅 旅行記☆★☆
〈1〉角館 陸奥の小京都へ
   https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29990/
〈2〉涼に満つるBlue World
   https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29998/
〈3〉Pandemic地帯の夕景
   https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30106/

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東北地方の海岸部にある寒村;与田村。
そこに一艘の小さな木造船が流れついたのは、木枯らしが吹き始める頃。

船は日本の対岸にある国からの亡命者を乗せていたのだが、発見された時には船に人影は無く、あったのは人が居た痕跡だけだった。


そして、その木造船が流れ着いた数日後。
村の中では正体不明の高熱を出す奇妙な熱病が流行りだした。

次々と村人は倒れ、高熱を発すると治療する間もなく、村人はその命を落としていった。

(写真:旧岩崎村 汐が島エリア)

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与田村を襲ったのは未知のウイルス。
日本とは国交のない対岸国から、密入国の木造船により持ち込まれた新型のウイルスだった。

国の機関である感染研によりウイルスはH5N1型新型インフルエンザと判明したが、日本だけでなく世界中の何処にもこの新型ウイルスに対するワクチンも特効薬もなく、罹患したら生きるか死ぬかはもともとの体力と運次第。

日本政府は木造船が発見された与田村を閉鎖することで新型ウイルスの封じ込め作戦を図ったが、失敗。

新型ウイルスは人を介して首都圏に持ち込まれ蔓延しパンデミックとなり、発症した患者で溢れた病院はその機能を失っていった・・・。

(写真:旧岩崎村 汐が島エリア)

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その昔、NHKでこんな↑↑↑ニュースを放送したのを覚えている方は居るだろうか。

これはリアル・ニュースではなく2008年1月にNHKで放送されたドラマ“感染爆発~パンデミック・フルー”内でのニュースだが、今回の新型コロナ騒動で私の脳裏に最初に頭に浮かんだのが、このドラマ。

当時は、まさかこんなパンデミックが現実世界に起きるわけは無い・・・と思いつつTVドラマを見ていたのだが、2019年末に生まれた中国・武漢を発生源とする新型コロナウイルスはまさに世界各地であの時の東京のような事態を引き起こし、12年前のドラマはこの状況を予言していたかのようにも思える。

そして、今回のみちのく白神山地旅では、運の巡りあわせなのか、ドラマ“感染爆発~パンデミック・フルー”の木造船漂着のロケが行われた与田村(与田村はドラマの中での名前で、現在は合併により深浦町だが、ドラマ撮影当時は岩崎村)で一夜の宿を借りることになった。

もっとも、宿泊地を決める段階ではこのエリアが撮影ロケ地である事もジオ・サイトである事も知っていたわけではなく、白神山地の十二湖へのアクセスが良いという地理的ポイントから直感的に決めた宿泊地だった。

しかし、直感=旅に対する野生の勘なのか。

(写真:旧岩崎村 汐が島エリア)

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宿を決めた後に海岸線の周辺地理を調べてみると、旧岩崎村周辺の海岸線は地形がユニークで特に、宿の前にある森山海岸は奇岩海岸としても有名なところであることを知り、更に、宿泊したその日の夜に、この地が12年前に初めてパンデミックという単語を身近な脅威として認識した場所であると宿のご主人に教わったのだ。

(写真:旧岩崎村 汐が島エリア)

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そんな与田村(旧岩崎村)があるのは、白神山地でも有名な十二湖のほど近く。
漁村のトンネルをくぐり抜けた先にある。

この辺りは大雑把に“十二湖周辺エリア”と呼ばれてはいるが、大手出版社のガイドブックには地域紹介の記載は無く、ツアーなどの旅行業者が作製するパンフレットにもまず名前すら出てこない場所。

しかし、釣り人や鉄道ファンの方達にはかなり有名なエリアで、特に汐が島を眺める岬から眺める五能線の景色が、鉄道好きならば一度は見ておきたい絶景なのだそうだ。

陸奥旅2日目のこの日は、午前中に白神山地秋田サイドの二ツ森山を雨の中に歩き、午后は青森県西側の十二湖を散策し、世界自然遺産の森を堪能してきた。 
   

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そして、一夜の宿を求め汐が島のある海岸線へと辿り着いたのは16時前。

民宿の部屋に荷物を置いたら、さっそくドラマの舞台にもなった海岸散策への出発。
宿の目の前は入り組んだ入り江が連なる日本海の森山海岸で、海岸へは宿から徒歩5分ほどで到着する。

岬へと伸びる海岸線には奇岩が連なりその中には、名前のついている岩もある。

写真の写真は象岩。
たしかに、海の中に顔を浸して長い鼻を伸ばす象に見えるよね。

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岬の上へと上ると見えてくるのは、この土地の名前の由来ともなった汐が島。
火山列島ならではの柱状節理が作り上げた岩島だ。

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森山海岸の岬の上から眺める風景を全体を見渡せるパノラマにすると、波間に岩がゴツゴツとあるのがわかる。
この日は満潮に近い時間帯だったのであまり海岸線の奇岩感は感じられないが、干潮の時はもっと波の間から岩が出てきて、ゴツゴツの面白い地形となるらしい。

そして、このパノラマ写真を撮った岬の先端部分の草原は “賽の河原”と呼ばれていて、海の方を向いてお地蔵様が何体も祀られていた。
50年近く前に海難事故があり子供達が亡くなり、海を見渡せる岬の上に慰霊碑を建て、その魂を慰めているとの事だった。

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そんなちょっと曰く付きの絶景岬なのだが、その岬の先端にカメラを三脚に固定して何かをじっと見つめるヒトを発見。

賽の河原にただ一人・・・。

いったい、何をしているのだろう?と不審に思い、その人の居る方向へと近づき、彼がカメラを向けている方角を覗き見て、その理由に納得。

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彼がファインダー越しに見ていたのは森山海岸の陸地側で、岬の先端から海越しに陸地を眺めていた。

そして、その視線の先にあったのは線路。

そこで、ぴん!ときた。

#五能線 #森山海岸 とくれば導き出されるのは、#東日本で一番短いトンネル である#仙北岩トンネル。

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そのことに気がついた直後に耳に聞こえてきたのは、踏切のカンカンカンという警報音。

まさか、五能線に列車が来る!?

思わず私もカメラを構えて線路の方を向いて・・・ 


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