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真夜中のTea Time【アダルト娘と旅するモロッコ-11〕

サハラ砂漠の片隅で、ホームステイ。ステイ先は現地で暮らすノマドのお宅。最近”ノマドワーカー”とか言う単語もあるけれど、実際の砂漠での生活はそんな格好良い物ではないよ。

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2018年の年末からのモロッコ旅は、20歳を迎えた娘に成人のお祝いとして母(私)からのプレゼント旅。娘と共にモロッコでディープな10日間を過ごしてきました。

旅の後半はサハラ砂漠をメインとした旅。
砂漠の真ん中にあるツーリストキャンプに宿泊したり、砂漠の遊牧の民であるノマドのご家庭にホームステイしたりして、日常では経験することの出来ないプライスレスな体験を山ほど積んできました。

10日間のモロッコ滞在の中でも一番印象深く心に刻み込まれたのが、砂漠の縁にあるHsssi Mardani村での経験です。

砂漠の砂で作るワイルドなベルベル・ピザの料理教室や、村の散策で見えてきたノマドの人たちの生活など、初めての経験ばかり。
ノマドのテントでの真冬の一夜は、毛布を何枚も被っても砂漠の砂の下から忍び寄る寒さに躰を震わせ、凍えました。

トイレだって、私達の想定のはるか上。
山でトレッキング旅をするときのトイレは草むらの茂みに隠れて・・・が当たり前ですが、まさかホームステイでもそんな状態になるとは。
ノマドの村にはトイレの概念はなく、お手洗いに行きたくなったら、村を歩いて横切り、村はずれの草むらに行き、用を足さなければなりません。
更に此処は礫漠の村で、しゃがんでもお尻をすっぽり隠すような草むらはなく、見渡す限りの石ころのだらけの平原。
こんなところで、どうやって・・・と悩みました。

今回のモロッコ旅行記-11は、そんなノマドの村でのホームステイ編の第3段。
水道・ガス・電気といったインフラが全くない村での一夜を、旅行記で紹介します。

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真夜中のTea Time【アダルト娘と旅するモロッコ-11〕

☆★☆2018年末-2019年始 アダルト娘と旅するモロッコ☆★☆
【1】別室連行から始まるモロッコ旅:https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28693/
【2】知られざるフェズを探して:https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28714/
【3】青の絶景に瘴気の谷を見た
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28823/
【4】もふもふ =^_^= ネコ 歩き
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/28952/
【5】黄金の野獣と・・・:
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29472/
【6】砂漠の一夜はLuxury♪
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29529/
【7】ディープなモロッコ
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29921/
【8】星降るサハラ
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29933/
【9】ノマドのオンナ
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/29985/
【10】砂漠の料理教室
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30188/
【11】真夜中のTea Time
https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30216/

      ☆★☆ 旅程 ☆★☆
□12/27 成田空港発22時のエミレーツ航空でモロッコへ
□12/28 カサブランカ空港着13時 モロッコ国鉄でフェズへ移動
□12/29 フェズ1日観光
□12/30 シェアチャーター車でシャウエンへ シャウエン観光
□12/31 シャウエン観光 シェアチャーター車でフェズへ
□1/1  モアイワン・アトラス山脈を越えてメルズーガ砂漠へ
□1/2  地元の暮らしを体験し、駱駝で砂漠の真ん中へ
■1/3  ノマドのお宅にホームステイ
■1/4  駱駝で砂漠を縦断し、Ziz谷へ
□1/5  エルラシディア空港9時のモロッコ国営航空でカサブランカへ
    カサブランカ空港15時発のエミレーツ航空で日本へ
□1/6  成田空港着17時半

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旅の終盤戦は、サハラ砂漠で。
遊牧民族であるノマドのテントに身を寄せ、その暮らしぶりを体験してきた。

娘と私が被っているケープは、この日お世話になるノマドのお母さんが刺繍した物。
一晩お世話になるお礼に、彼女の言い値で買わせて貰った(2枚で2200ディラハム:約2400円)。
ちょっと高いが、手刺繍は大変な作業だからね。

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砂漠の砂竈で焼くベルベル・ピザの作り方を教えて貰ったり、言葉も通じないのに村の中を散歩して、お茶をご馳走になったりと普通の旅では体験できない経験を楽しんできた。

娘の中では、ノマドのお母さんに書いていただいたヘナ染色がとても嬉しかったらしく、大喜び。 


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でもね、ヘナ染色はちょっとやっかいで、染色して完全に色素が定着するまでは、色を乗せた部分を大きく動かしてはいけない。

だから、娘と私は染色後1時間くらいは、テントの中でぼうっと外の景色を眺めることに。

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時刻は、あと1時間もしないうちに日没時間。

目の前に見えるサハラの砂丘が紅く染まり始めていて、その色の移ろいをテントの中から眺める優雅な時間。

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そんな景色をマイ・スイート・ルーム(テント)から眺めていた。  

私達の部屋であるテントの素材は羊やヤギの毛で織られた織物で、ノマドのおかあさんやおばあちゃんが時間をかけて織ったもの。

そんな織物の中で一際目立つのは、Berber Freedomのシンボルを象ったラグ。
ベルベル民族の自由独立の象徴でもあるシンボルが、夕陽の中に輝いていた。

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この日の夕方、遠くからバイクの音が聞こえる!と思ったら、やってきたのは荷物を沢山積んだお兄さん。
彼は週に一度やって来る移動スーパー(バイク便)で、ノマドのお母さんは兄さんからお買い物。

その昔のノマドの人たちは自給自足の生活で暮らしていそうたが、現代社会ではそうはいかず、生活にはどうしても現金が必要となる。
だから、私達のような観光客をゲストとして迎えることは、現金収入を得る大事なチャンスとなる。

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真夜中のTea Time【アダルト娘と旅するモロッコ-11〕

テントの後ろで動物の鳴き声がするので、テントの反対側から覗いてみると、羊や山羊が行列を作り、アルジェリアとの国境方向から歩いてくるのが見えた。
動物たちを引率するノマドの人は居なく、動物たちだけの行進。
山羊と羊が互いに鳴き合い、その音程の異なるメェーと言う鳴き声が、輪唱しているかのように聞こえる。

村の家畜たちは朝に小屋から出されると自発的に1カ所に集まり自分たちだけで好きな草地を探して放牧に行き、夕方の日が暮れる前にこれまた自発的にノマドの村に帰ってきて、飼い主の小屋の前でたむろするそうだ。

その群れの中にはリーダー的な役割を果たす一頭がいて、村の家畜の集団を引率しているという話で、この辺りではソレが当然のような口ぶりだった。

牧羊犬のような犬がリーダーとなり家畜の群れを引率するのは知っているが、羊と山羊が入り混じった家畜の中からリーダー(ボス)が生まれ、リーダーが群れの行動を自在にコントロールする・・・というのは、普通のことなのだろうか。

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真夜中のTea Time【アダルト娘と旅するモロッコ-11〕

足へと乗せたヘナの色が乾くまで1時間。
やっとテントの外へと出ることができた。 

でも、ソックスはまだはけない。
乾いたヘナが自然にポロポロ落ちはじめてから、初めて靴やソックスが履ける。
だから、ノマドのお母さんにサンダルを借り、礫漠の中へ夕陽を眺めに行く。

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太陽が遠くの岩山の向こうに、もうすぐ沈んでいく時間。

東にあるサハラの砂丘は、夕陽のオレンジの反射を受け、赤い砂が更に紅く染まっていた。

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そろそろ夕闇が迫りくる日没時間。
これからが夜の始まりだという頃なのに、明るさの乏しくなった礫漠の中からなにやら楽しそうな声が聞こえてきた。

人影が見えるので、近づいてみると…。

砂丘を背景に礫漠でボール遊びをしていたのは、私たちの駱駝案内人のハッサンとユーセフの二人。

二人とも駱駝を引き砂漠を歩いているときは大人びて見えるが、実はまだ10代で日本でいえば高校へと通う年頃の男の子。

いつもの仕事の時は観光客をサハラの真ん中のツーリストキャンプへと案内してはそのままキャンプの夕食作りの手伝いに駆り出されるのだが、この日は私達のスペシャル旅への同行がその任務なので、いつもとは別。

夕食つくりの手伝いをしなくても良いし、駱駝の世話さえ終えてしまえば、あとは彼らのフリータイム。

声を出して笑いながらサッカーボールで遊ぶハッサンとユーセフ。
この日は久々の、少年に戻って遊べる日だったのかもしれない。

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