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シマウマ駆ける コロボックルの森

北海道の自然遺産:知床旅。この日は少しだけ抜け出して、中標津へ。乗馬を楽しんで来ました【知床8日間 CREWG旅-4《乗馬編》】

シマウマ駆ける コロボックルの森

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シマウマ駆ける コロボックルの森

2021年の夏休みは知床へ。
11年前の雨の知床でのリベンジとして8日間知床三昧を計画し、ひたすらアウトドアな毎日を過ごしました。

知床旅の中でこの日はちょっとだけ知床半島を抜け出して遠出にチャレンジし、草原を駆け、道産子たちとたっぷりと愛情交換。
久々の乗馬をアドレナリン大放出で楽しんできました。

☆★☆2021年7月知床旅のスケジュール☆★☆
□7/17 羽田発 JAL朝便で 女満別へ
    小清水原生花園 カムイワッカ湯の滝
    しれとこ村つくだ荘 宿泊
□7/18 羅臼岳トレッキング
    地の涯(はて) 宿泊
□7/19 知床五湖 ガイド・トレッキング
    ホテル季風知床 宿泊
□7/20 海獣クルーズ(羅臼)
    地の涯 宿泊
□7/21 羅臼湖トレッキング
    海中温泉 探索
    らうす第一ホテル 宿泊
■7/22 乗馬(外乗)
    野付半島
    清里イーハトーブホステル 宿泊
□7/23 斜里岳トレッキング
    ホテル山水美肌の湯 宿泊
□7/24 網走観光
    女満別発 PEACHで成田へ

☆★☆2021年7月知床旅行記☆★☆
【1】贅沢三昧☆知床8日間CREWG旅
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30371/
【2】絶景の代償
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30372/
【3】クジラ跳ね マグロ飛ぶ羅臼
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30395/
【4】シマウマが駆ける コロボックルの森
 https://tabisuke.arukikata.co.jp/album/30396/

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知床旅6日目となるこの日は羅臼を朝8時に出発し、少し寄り道をしてから中標津にある牧場へとやってきた。

北海道には観光牧場は多くあるのだが、知床半島のあたりからアクセスできる牧場となると、数はそれほど多くはない。

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今回、乗馬の予約を入れたのは中標津にある“むつ牧場”。

むつ牧場・・・の名前でピンっと来る方もいるかもしれないが、こちらは動物研究家のムツゴロウさん(畑 正憲 氏)のムツゴロウ動物王国の敷地内にある牧場だ。
ムツゴロウさんの動物王国・・・なんて聞くと、観光地的な牧場のイメージを浮かべるかもしれないが、そんなことは一切無い。

北海道の中でもアクセスが良いとは云えないこの牧場まで馬に乗りに来る乗馬愛好者の方も多い、知る人ぞ知る牧場でもある。

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むつ牧場の乗馬メニューには1時間から2.5時間までのコースがあり、初心者向けの散歩乗馬から経験者向けの駆けることのできるロングコースまで目的に応じて様々。

私の場合は乗馬の経験はあるが正式に習ったことはなく、海外の乗馬トレッキング時に乗り方を少し囓った程度で、最後に馬に乗ったのもかれこれ10年近く前の話。
だから、馬を扱うコツも記憶の彼方だ。

でも、モンゴルで走ったみたいに草原を駆け抜けたい、馬の背で、馬が駆けるときのあの心地よい揺れをもう一度、味わいたいという夢を諦めきれずに、経験者向けの外乗コースでの予約をお願いした。
乗馬は、基本は申し込んだグループ単位なので、この日は私と相棒で1グループ。
私の希望である“牧場を思いっきり馬で駆ける”が実現できることになった。

10時前に到着したら、早速スパッツを着け、乗馬の準備開始。

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馬たちが居るのは、道路を挟んだ向かいにある牧場の中。
そこへ、本日の相棒となる馬を迎えに行く。

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今回の乗馬で、私たちの相棒として指名されたのは道産子の“カマクラ”と“ダイキチ”。
女の子のカマクラは、その毛色が雪のように白いから“かまくら”と名付けられ、愛称は“かまちゃん”。女の子と紹介したが、実は肝っ玉母さんでもある。
男の子のダイキチは月毛で愛称は“だいちゃん”だ。

道産子はサラブレッドに比べて背が低く乗りやすく、また性格的にもおっとりとしているので、乗馬が久しぶりな私でも安心して乗ることができる。

二頭の道産子たちは食事の時もおっとり。
他の馬たちが我先にと野菜をむしゃむしゃと食べているのにも関わらず、彼らはのんびりと放牧地から歩いてきた。

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乗馬を開始する前に、まずは道産子たちにヨロシクネのご挨拶。

ブラシで体をマッサージし、馬の緊張をほぐす。
これは馬自身も気持ちいいが、乗馬の前の大事な儀式でもある。
私たちと馬のお互いの肌で熱を伝え合うことで、乗せてもらう人間と馬の間に信頼感を築く。

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ブラッシングにはこんな形の金属製のブラシも。

三重の丸輪の馬肌に接する面にはノコギリみたいなギザギザの山が切ってあり、人間の柔肌をこれでひっかいたらたちまちミミズ腫れができそうだが、馬たちはこのくらいハードな刺激が大好き。

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ブラッシングが終わったら、鞍、鐙、ハミを取り付ける。

足元には木酢液をスプレーして、蚊除け対策もバッチリ。

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でも、乗馬トレッキングの場合は、蚊よけ対策だけでは十分ではない。
夏の北海道での乗馬で、一番やっかいなのは虻(あぶ)。

虻は気温が高くなると活動が活発化し、私たちに襲いかかってくる。
蚊の方が数は圧倒的に虻よりも多いのだが、虻がやっかいなのは、彼らは刺すのではなく皮膚にかみつき傷をつけ血を吸う習性をもつところ。
更に虻にやられると、後の痒みや痛みや腫れも、蚊よりは格段にひどくなる。

私たち人間は長袖、長ズボンを身につけ皮膚を露出しないことで虻の被害をある程度防ぐことができるが、馬は基本的には裸なので虻の被害に遭いやすい。

そこで、乗馬中の馬の虻被害を削減するために開発されたのが、“かまちゃん”が着せられたこのシマウマ・ケープ。
このシマウマ・ケープを馬の背にかぶせ、馬をシマウマに擬態させるだけで、圧倒的に虻の被害を減らせるという。

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シマウマ駆ける コロボックルの森

シマウマ・ケープには天然素材の虫の忌避剤もしみこませてあるのだが、一番効果を発揮するのは、この白と黒のシマウマ模様。

虻の対策にシマウマ模様って、どうして・・・。
それは、本家本元のアフリカの草原で本物のシマウマたちが、黒白のゼブラ柄をしている理由そのものズバリ。

シマウマを補食するライオンなどの肉食動物たちの目の色彩は、緑と黒の色の違いを区別することができない。
これは肉食獣たちの可視領域の範囲が人間とは異なるためで、ライオンの視界の中では、緑の草原のたなびきも、シマウマの白黒のゼブラ・デザインも同じ色合いにしか見えなく、草原の中にシマウマが入り込むと、シマウマの姿も草原の草も区別がつかなくなるのだ。

そして、最近の研究の成果、虻の可視領域もライオンと近いことが分かり、馬をシマウマにカモフラージュすれば、虻の生息地である森や草原に馬が入り込んだとしても、シマウマ・コスプレのおかげで虻は馬をターゲットの哺乳類として認識できなくなる。

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写真は森の中を歩くシマウマ・コスプレ姿を、虻の視点から見る森の風景に似せるようにモノクロ化したのもの。

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シマウマ駆ける コロボックルの森へのコメント

animoさん  2021/09/05 22:28

旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
こんなご時世ですから旅計画もノーマルには行かなく様々な工夫が必要ですね。
でも、いろいろと思いを巡らす旅前のプランニングも旅行の醍醐味♪ 
ソーシャルディスタンスを保ちつつアウトドアで遊ぶ北海道を楽しんできてくださいね。

peony blancさん  2021/09/05 18:05

北海道旅行を計画していてこちらにたどり着きました。乗馬素敵ですね。とても読みやすい旅行記で参考になりました。ありがとうございました。


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