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石と化す/女人禁制 剣の山へ

その昔、女人禁制の神の山へと足を踏み入れた巫女は、神の怒りに触れ、石と化したそうな。

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その昔、一人の巫女がおりました。
巫女は毎日、毎日、神に祈り、修行を積み、各地の神社を詣でました。

そしてある日、その巫女が訪れたのは、神の山である男体山(なんたいさん)。

日光にある男体山は神域であり、女人禁制の霊峰。
巫女は“神に仕える身ならば、そのご神体に登拝しても神はお怒りにはなるまい”と考え、その山門をくぐりました。

しかし神の前では、例外はありませんでした。

巫女は山へと足を踏み入れた瞬間に、神の力により石へと姿を変えられ、二度と人の姿に戻ることはありませんでした。 

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夏の終わりの三連休。
しばらく山に足を運んでいなかったので、そろそろ山歩きしたい病がムズムズ。

しかし、未だアイツが世の中を風靡していて、とても宿泊を伴う山旅は無理だし、世間だって許してはくれそうもない。
だったら、家から車でピストン往復で行けて、そこそこの景色を楽しめる山はないかな?

そんな私のリクエストに対し相棒がプレゼンしてくれた山が、日光にある男体山。
男体山は中禅寺湖畔にそびえる山で、今までにもその姿は何度も下から眺めてはいるが、まだ、その山肌にはチャレンジしたことはない。

(写真:中禅寺湖畔から眺める男体山)

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彼のプレゼンによると、

登山道入口までは、高速道路経由で車で片道2.5時間。
基本的にはトイレ休憩以外はどこにも立ち寄らないから、現在の状況下でも人を避けた行動が可能。
登山の標準タイムは約7時間。

と、1Dayトレッキングには好条件。

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ただし、注意点が1つ。

男体山は女人禁制の山。
かつては、巫女の女性が神により石に変えられた山でもある。

一応、女である君が神社の鳥居をくぐったときに、無事でいられるかは保証できない。
それでも、行くかい?…と。

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なるほどね。
女人禁制の山か。

でも、それって伝説でしょ。

それに、日光や男体山が女人禁制であったのは、明治時代までのお話。
今はもう、女性が山に入っても大丈夫だと思うのだけど。

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その昔、山伏たちが修行のための山、神聖な山として崇めた男体山。
私達も、トレーニングを兼ねてトレッキングにいこうよ♪

相棒とのそんな問答を経て、やってきた日光。

朝6時前に中禅寺湖大鳥居を通過し、登山者用の駐車場へ。
駐車場は予想通り…。
かなり満車に近い状態で、中禅寺湖畔の駐車場は満車。
東鳥居の裏側にある砂利駐車場にはまだ若干の空きスペースがあり、滑り込みで駐車できた。

トレッキングの支度を整えたら、二荒山神社のお手洗いをお借りして準備万端。
男体山の登山道にはトイレはなく、尿意を催したら、あとはひたすら我慢大会となる。
携帯用トイレを持って行くことも可能だが、ソレを使えるようなある程度背丈のある草むらは登山道わきにはほとんどない。
登り4時間、下り3時間を要するトレイルなので、登る前の水分コントロールを侮ってはいけない。

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男体山への登山口があるのは二荒山神社中宮の境内で、入山料として一人1000円を納め、お札を受け取る。

地獄の沙汰もなんとやら…の諺同様に、神の沙汰も金次第というわけで、多分、このお札が男体山への通行パス的な役割を果たしていて、入金したことを証明するコレさえあれば、神様も女性を石に変えることはないらしい。

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いただいたお札を背中の荷物に括り付けたら、トレッキング開始!

男体山の場合はご神体である神様の山を登らせていただくので、正式に表現するならば、登山ではなく登拝、登山口ではなく登拝口と表現する。

まずは門をくぐる前に、ニ拝・ニ拍手・一拝にてお参りを忘れずに。

日帰りのトレッキングと言えども、山は山。
気を抜いたら怪我をすることだってあるだろう。
“安全に歩けますように”と神様にお願いをしてから、歩き始める。

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登山道の1合目には遥拝所があり、そこまでは楽勝の階段の登り道。

2合目、3合目までは笹が生い茂るトレイルで、粘土質の土壌は水分を少しでも含むとヌルりとして、足元が滑りやすい。

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3合目から4合目までは工事用の舗装道路を迂回路として歩くのだが、斜面を巻く道路を右左と蛇行しながら歩いていくのは足休めにはなるが、景色にも大した変化もなく、地味につらいだけだった。

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4合目から先が、修行の山としての本領発揮の道。
大きな岩がゴロゴロとした道をひたすら登る。

男体山の登山が日帰りトレッキングの割にハードだといわれる理由。
それは、この登山ルートにある。

通常の登山やトレッキングでは、登りの行程であっても登り、下り、少しフラットな部分などの緩急をつけながら山頂を目指すが、男体山の場合は、登り道にあるのは、ひたすら登りのみ。

イメージとしては、男体山の麓にある二荒山神社の社殿から山頂目指して直登するような感じで、登りの行程にはひたすら登り道しかない。

だから、足の筋肉の疲れ度合いは半端ではない。

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6合目にさしかかる頃になると足が疲れ始めるのだが、その疲れを癒やしてくれるのが林の切れ間から見えてくる絶景。

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