海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP  > 旅スケTOP~道南歴史探訪~函館・江差・松前モニターツアー~1日目の旅行記

~道南歴史探訪~函館・江差・松前モニターツアー~1日目

江差・上ノ国・松前。中世~幕末の歴史ある地を訪ねます。

~道南歴史探訪~函館・江差・松前モニターツアー~1日目

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二股口古戦場

二股台場の古戦場があった入り口に建てられている説明書き。

天狗岳と台場山という街道に対して山が迫っている場所です。旧幕府軍(蝦夷共和国軍)の部隊は、この山肌両側に台場を築きました。木々に覆われ道路からは垣間見られませんが、山中には塹壕や保塁の痕跡が残っているそうです。
この二股台場は、新政府軍の侵攻に唯一落ちなかった台場だそうで、指揮していたのはあの新撰組副長土方歳三。当時は陸軍奉行並という役職でした。激戦の跡地も、今は静かな森の中です。

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姥神大神宮

陸奥国松前一之宮の姥神大神宮です。創立年代は不詳で、1216年とも1447年とも言われているそうです。
その昔、折居(おりい)という天変地異を知ることが出来る姥が住んでおり、その姥の名前が神社の由来です。この姥がある時、白髪の老人から授けられた瓶子の水を海に撒くことで、この辺りの浜でニシンが獲れるようになったそうです。ニシン漁で潤った街の繁栄を伝える面白い伝説ですね。

しかしながら伝説は、更にこうも伝えています。姥の言いつけを守らずに大きな網で漁をするようになったせいで、ニシンが獲れなくなってしまった、と。
折居姥を祭る折居宮は境内右手にあります。

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姥神大神宮

境内の左右にある木。おみくじを吊るすための荒縄が何本も下がっています。お宮参りとか初詣とか、参拝した際にはおみくじを引いて、ここに吊るしていくんだそうです。絵的におかしいですが、なんとなくかわいいと思ってしまいました。とはいえ。おみくじは凶以外のものは持って帰る方が良いようです。私は財布に入れています。

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姥神大神宮

拝殿内部に、宮司さんの許可を得て入らせていただきました。
拝殿の奥に本殿があります。本殿が、拝殿から階段を上がった一段高い場所に作られるのはよく見られるのですが、石段がむき出しで(つまり全くの外に)続いていくというのは結構面白いです。日光が燦々と差しています。

ちなみに、この神社のご祭神は、天照大神、住吉大神、春日大神の3柱です。特に住吉三神は(大阪の住吉大社で有名)海の神様ですから、ニシン漁を生業としていた集落にはなくてはならない氏神様だったのでしょうね。

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いにしえ街道

いにしえ街道は、平成元年度にスタートした『歴史を生かすまちづくり事業』により整備された街道で、平成16年11月に街路事業が完成し、歴まち地区『いにしえ街道』名づけられたようです。1.1キロにわたり、旧国道沿いの家々が江戸、明治、大正、昭和初期など好みの形式の建築で建てられています。『100人の語り部』ということで、多くの民家が家屋の一部を見学させてくれて、かつ、お話を聞かせてくださるそうです。お時間のある方はゆっくりどうぞ。

洋服屋さんの軒先にちょこっと覗いている緑色のこの石。実は『笏谷石(しゃくだにいし)』もしくは『越前石』と言われる、火山礫凝灰岩です。産地は遠く福井市足羽山付近。北前船の底荷として運ばれたと思われます(松前のところでもちょっと書いてます)。北前船での交易の歴史が偲ばれます。

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そば蔵 やまげん

ニシン蕎麦の昼食。蔵を改装したという店内は、趣のある座敷とテーブル席が並ぶこじんまりとした造りです。天井から吊るされた裸電球の灯りがほんわかと店内を照らします。
ニシン蕎麦は、濃い目の色の出しにニシンの甘露煮と海苔が一枚のるだけのシンプルなもの。濃い目の色とは対照的に、実際の味はあっさりとして塩辛くなく、甘く煮付けられたニシンがとってもおいしくペロッと食べられてしまうお蕎麦です。うん。おいしい。
たくさん獲れた頃は、甘露煮にして保存食にしたのでしょう。痩せた土地でもよく育つソバとニシンの出会いは◎。

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江差追分会館

江差追分会館に飾られた江差追分の楽譜。いや、楽譜といっていいのかなぁ。独特の歌い回しがあるようで、これを見たからといって、素人がすぐに真似できるようなものではありません(笑)。会館では、実際にプロの方が歌う江差追分を見学することが出来ます。前唄・本唄・後唄と分かれていて、実はメロデイ-だけは一緒でも、歌詞が2000種類もあるそうです。びっくり。もともとは信州軽井沢付近で歌われていた馬子唄だそうで、これも北前船など、そのあたりの人々の流入や交易とともに江差に伝えられたものなのですね。

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旧中村家住宅

旧中村家の家構えを横から見たところ。縦に長~い造りなのがよく分かります。また、海から街道に向けての傾斜を利用して斜めになっているのもわかります。海側が荷揚げされた荷物のための倉庫、街道側を店舗として利用していたのだと思います。また、このお宅には屋根に瓦が乗っています。雪の多い地域で瓦が乗っている家は大変珍しく、裕福なお宅だったことが偲ばれます。さすがは北前船を持っていた廻船問屋!
昆布やニシンなど、豊富な魚介類を用いた交易でこの辺りがどれだけ潤っていたのか想像すると楽しくなります。

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旧中村家住宅

現在の国道(写真左端)部分は、その昔は海でした。そもそも、江差港は浅瀬で、江差に着いた北前船は、港の奥まで入ってくることが出来ませんでした。そのため手前のかもめ島の辺りに船を止め、そこから荷を小船に積み替えて、横山家やこの旧中村家のような廻船問屋の下へと荷揚げされました。そのための船着場と階段は次の写真参照。
ちなみに。江差の周辺が浅瀬のために起こったのが、戊辰戦争末期の函館戦争の際に、旧幕府軍の開陽丸が座礁して沈没したのもこの江差です。

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旧中村家住宅

家屋内から見下ろした元船着場の階段。上がってすぐのところに蔵があり、荷揚げされた荷物はここに運ばれたのだと思われます。調理場でもある水周りの横手に2階への階段が設けられおり、雪深い地域だけあり、建物内に井戸があるのも特徴的です。また、室内には内蔵(座敷蔵というのでしょうか)が設けられており、堅くて厚い樫の木の板で戸が作られていました。防火に適した樫の扉ですがだいぶ重かったようで、引き戸の敷居部分にはコロがつけられていました。

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旧中村家住宅

一階の帳場の奥にある金庫の隣に、二階への隠し階段があります。2階も広々とした和室で、通りに面した格子戸には、ガラスがはめられています。今ではめったに見られなくなったハンドメイドガラスで、微妙に波打ってゆがんで見えるのが特徴です。当時の人になった気分で、街道を眺めてみるのもいいかもしれませんね。

いにしえ街道には、当時の建物もいくつか残されています。時間があればゆっくり散策して楽しみたいですね。また、かもめ島の近くには、この近辺で沈んだ開陽丸が復元展示されています。旧幕府軍の司令官・榎本武揚の旗艦として利用されていた開陽丸が、この辺りで沈みました。松前城(福山城)を落として江差へと向かっていた土方歳三は、沈み行く開陽丸を見下ろしながら男泣きに泣いたそうです。彼が泣いたという『嘆きの松』というのが、江差には残されています。貴重な戦力を失った旧幕府軍の嘆きは如何ばかりか。ちなみに、このエピソードにまつわるジオラマは、五稜郭タワーの展望台に展示されていますよ。

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上之国勝山館跡

勝山館(かつやまだて)は、若狭から蝦夷に渡ってきた武田信広が、コシャマインの戦いに勝った功績により蠣崎季繁より譲り受けた地に、15世紀後半に築かれた山城です。勝山館ガイダンス施設の中に勝山館の復元模型図が展示されています。これでしっかりイメージを膨らませてから実際の遺跡を見ると、建物の配置などが想像しやすいです。中には、発掘現場を復元した展示や発掘品の一部が展示されています。
実際の発掘現場はここから山道を下っていくことになります。

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3日分公開しました。随時更新してマイナーチェンジ中です。

■リンク先URL:2日目・3日目と続けてご覧になってくださる方は、下記のリンク先から飛んでくださいね。

★道南歴史探訪~函館・江差・松前モニターツアー~2日目(松前・福島・函館編)
http://tabisuke.arukikata.co.jp/schedule/26591/

★道南歴史探訪~函館・江差・松前モニターツアー~3日目(函館編)
http://tabisuke.arukikata.co.jp/schedule/26609/

■また、函館コンベンション協会のホームページにもブログを掲載します!ご興味のある方はそちらにもお立ち寄り下さい。→公開しましたが、随時アップ継続中です。
http://www.hakodate-kankou.com/blog/?author=19

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